27卒向け商社ウィンターインターン徹底対策｜三菱商事・三井物産・伊藤忠・住友商事・丸紅の内定を勝ち取る方法

こんにちは、アルファカレッジ代表のTJです！

27卒就活において、総合商社を目指す学生にとって重要なのがウィンターインターンです。例年、本選考を迎える前の最後のインターンとして、ウィンターインターンの重要度はどんどん増しています。

今年の主なスケジュールは以下の通りです。

・9/28：丸紅
・10/6：住友商事
・10/21：伊藤忠商事
・12/31：三菱商事（説明会）
※三井物産：本選考第1クールが10月下旬に情報解禁予定

こうしたインターンは、単なる「体験」ではなく、内定に直結するチャンスです。では、各社インターンにどのように臨むべきかを見ていきましょう。

商社ウィンターインターンの特徴と選考内容

ウィンターインターンは本選考を見据えた評価の場として設計されており、短時間で「商社で成果を出せるか」を多面的に見られます。半日〜数日で実施され、ケース、面接、発表が一連で行われることが多いです。

よく出る課題タイプ（例）
・事業提案ケース：新規投資（資源・食料・インフラ等）の参入可否を定量・定性で判断し、リスクとリターンを提示
・トレーディング／サプライチェーン設計：需給・為替・物流制約を踏まえた収益最大化プランの立案
・JV・アライアンス戦略：現地パートナー選定、交渉論点、ガバナンス設計の整理
・クイックリサーチ→ショートプレゼン：限られた時間で情報を取りに行き、3〜5枚程度のスライドで結論を出す
・ロールプレイ（交渉・顧客提案）：相手の利害を読み、落とし所を設計する実践型ワーク

当日に求められるアウトプット
・結論先出しの構造化プレゼン（Why/What/How を明確に）
・定量裏付け（簡易PL、NPV/IRR、感度分析、主要KPI）
・Q&A耐性（前提の明示、追加データの要求、撤退基準の設定）
・チームでの役割分担（推進役・論点整理・ファクト収集・発表の連携）

評価される観点
・ビジネスインサイト：マクロ・業界・地政学・規制の相関を踏まえた現実解の提示
・仮説思考と意思決定：不確実性下での論点設定、優先順位付け、撤退基準の明確さ
・数的リテラシー：ラフでも計数で語る姿勢（単価×数量、コスト構造、キャッシュの時間価値）
・コミュニケーション：簡潔さ、相互傾聴、建設的な異論提示、日英いずれの即応力
・リーダーシップ／フォロワーシップ：時間管理、論点ドリブン、他者の強みを活かす運用
・倫理観・リスク感度：コンプライアンス、ESG、レピュテーション・国リスクへの目配り

商社ウィンターインターン内定への準備と選考対策｜ES・ケース・志望動機・キャリアゴール

商社のウィンターインターンは、参加が目的ではなく、その場で評価を得て内定ルートにつなげることが最大の狙いです。そのためには、ケース対策や事業理解に加え、自己PR・志望理由・キャリアゴールの言語化を徹底することが欠かせません。

・事業・案件理解の型化
各商社のプロジェクトを「市場規模」「収益モデル」「リスク要因」で整理し、ケース課題や面接で即答できる状態にする

・ケース対策の反復
「結論→根拠→リスク→代替案」を短時間で構築する練習を行い、議論や発表で存在感を示す

・短時間プレゼンの練習
3〜5枚程度のスライドで「結論が伝わる提案」を作るトレーニングを繰り返し、評価者の印象に残るアウトプットを目指す

・自己PRと志望理由の一貫性
「なぜ商社か」「なぜこの商社か」を自分の経験と結びつけ、面接や座談会でブレずに語れるようにする

・長期ゴールとやりたいことの言語化
「商社でどんな事業に挑戦したいか」「キャリアの先に何を目指すのか」を具体化し、将来像を明確に提示する

・最新ニュースの論点化
資源、食料、再エネ、物流、デジタルなどのトピックを「投資判断の論点」に落とし込み、当日のディスカッションで活用する

これらを準備して臨めば、単なるインターン参加者ではなく『採用したい人材』として評価される可能性が格段に高まります。 その結果、優遇ルートや早期内定につながる道が開かれます。

商社インターンで評価される力とは？ビジネスインサイト・論理思考・自分史の一貫性

インターンでは以下のような資質が見極められます。

・ビジネスインサイト：業界・世界情勢・案件理解
・論理的思考力：ケースやグループワークでの構造的発言
・コミュニケーション力：多様なバックグラウンドの学生との協働
・自分史の一貫性：志望理由とこれまでの経験を結びつけられるか

商社インターンで高評価を得る学生の特徴｜インターン中の立ち回りと成功パターン

商社のウィンターインターンは、参加そのものよりも「インターン中の振る舞い」が合否を左右します。同じ課題に取り組んでも、評価が高い人には共通した特徴があります。

評価が高い人の特徴

・結論から話せる：曖昧な説明ではなく、まず「自分の答え」を示し、その後に理由を補足できる
・数字で語る：売上・コスト・市場規模などを簡単にでも数値化して話せる
・チームを前に進める：全員の意見をまとめ、制限時間内に合意形成をリードできる
・柔軟に聞き入れる：自分の意見に固執せず、他者の視点を取り入れられる
・グローバルな視野を持つ：日本だけでなく、世界の動向を踏まえて論点を提示できる

インターン中に必ずやるべき立ち回り

・役割を担い切る：リーダー、書記、ファクト収集など役割を早めに引き受け、責任を果たす
・制限時間を意識する：議論が迷走したら論点を戻し、結論を時間内に仕上げる
・発言に厚みを出す：単なる意見ではなく「データ・事例・ニュース」を引用して説得力を高める
・発表を分かりやすく整理する：結論を冒頭で提示し、根拠と代替案をシンプルにまとめる
・社員との接点を作る：社員への質問や懇談で積極的に交流し、熱意と理解度を印象づける

インターンは「実力の見せ場」であると同時に「商社社員に自分を覚えてもらう機会」です。場の進行をリードし、かつ協働的に動ける学生こそが『ぜひ本選考に呼びたい人材』と評価されます。

まとめ｜27卒商社就活で内定を取る近道はウィンターインターン対策にあり

商社のウィンターインターンは、単なる体験ではなく内定に直結する最大の勝負所です。ここで評価を得られるかどうかが、その後の就活の成否を大きく左右します。

重要なのは「参加すること」ではなく、本選考突破を見据えてインターンを設計することです。事前準備で事業理解・ケース対応・自己PR・志望理由・キャリアゴールの言語化を徹底し、当日はチームを前に進める立ち回りを意識することで、社員から「ぜひ採用したい」と思わせることができます。

また、精神面の準備も欠かせません。
・一人で対策しても限界がある：情報不足や独学の偏りで、選考突破につながらないことが多い
・中途半端な準備では内定は取れない：商社は倍率が高く、妥協や甘えは評価に直結する
・今がファイナルラップ：27卒就活において、ウィンターインターンは内定獲得の最終直線。ここで出し切れないと取り返しがつかない

だからこそ、徹底的に仕上げて挑むことが内定への唯一の道です。

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TJプロフィール

TJ：住友商事株式会社（主計部にて本社及び関係会社800社超の予算・決算・業績管理、IR業務に従事。米国住友商事（NY）における研修生として選抜（最年少）住友商事出資の米国電炉事業会社再生等に従事。プロジェクト・ファイナンス部にて、開発途上国におけるインフラストラクチャー・プロジェクト向け大型ファイナンス組成やジュピターテレコム向けファイナンス組成等に従事。欧米MBAプログラム派遣生に選抜）シカゴ大学ビジネススクール(MBA) 留学（ファイナンス、アントレプレナーシップ、オーガニゼーション・マネジメントを専攻）。シカゴ大学日本人会（The University of Chicago Japanese Association）ファウンダー。シカゴ大学ビジネススクール初の「JAPAN TRIP」企画・実行（その後毎年恒例となる）。ゴールドマン・サックス証券株式会社 投資銀行部門 勤務（メディア、消費財等分野における数々のM&Aアドバイザリー、資金調達（IPO含む）サポートに従事。プライベートエクイティ投資及び事業再生サポート業務に従事。）経済同友会 第四回起業塾 塾生(応募200名以上の中から、6名の塾生の一人に選抜。
株式会社エイチ・アイ・エス 澤田 秀雄会長等起業家の方々よりの事業立上指南を頂く）シカゴ大学ビジネススクール卒業生会 プレジデント（2006-2010）ハーバード、スタンフォード等欧米アジアトップMBA、大学院、大学、ボーディングスクール合格者多数輩出。三菱商事、マッキンゼー、ゴールドマン・サックス、ブラックロック、Google、BIG4コンサル／FAS、電通、トヨタ、三菱UFJ銀行、野村證券などトップ企業内定等の指導実績多数。TOEFL、GMAT、IELTS、GREの個別指導も徹底的にやりきる指導に定評あり。ゴールを設計し、ゴールを達成させるために比類ないクオリテイを求めることで高い評価を得ている。TJをアドバイザーにつけたいという依頼が殺到している。