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【JBIC、三菱UFJ、三菱商事、ゴールドマン・サックス】プロジェクトファイナンスは、東大・早慶と海外大ボスキャリ組が今狙うべき仕事!住友商事プロファイ経験者のTJが仕事の中身と攻略法を伝授!
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JBIC、三菱UFJ、三菱商事、ゴールドマン・サックス。プロジェクトファイナンスは、東大・早慶と海外大ボスキャリ組が今狙うべき仕事
住友商事プロファイ経験者のTJが仕事の中身と攻略法を伝授!
入住壽彦(TJ)/アルファアドバイザーズ代表
こんにちは、アルファアドバイザーズ代表の入住壽彦(TJ)です!
住友商事の主計部で会計・決算・予算・IRを担当し、ニューヨーク駐在を経て、プロジェクトファイナンス部で東南アジアや中南米など途上国のインフラ案件を中心に、大型のグローバル資金調達を組成しました。
JBIC(国際協力銀行)やメガバンクとの交渉、シンジケートローンの組成が毎日の仕事で、国内でもジュピターテレコム向けの大型ファイナンスを組成しました。その後、社費でシカゴ大学ブースのMBAに留学し、ゴールドマン・サックスの投資銀行部門(IBD)でM&AやIPOを担当。アルファアドバイザーズを創業して18年以上、8万名以上の就活・転職・留学をサポートしてきました。
今、こういう相談が増えています
プロジェクトファイナンスをやりたい、という相談が増えています。ボストンキャリアフォーラム(今年は11月20日から22日)にJBICが来る。メガバンクのグローバル系コースや、商社の電力・インフラ部門に憧れる。そういう相談です。
ただ、「プロジェクトファイナンスって何ですか」と聞くと、ほとんどの人が答えられません。憧れている仕事の中身を知らないまま面接に行けば、落ちます。私はこの仕事を住友商事で何年もやり、JBICには毎日のように通いました。だから今日は、仕事の中身と、なぜ今この仕事なのかと、どう攻略するかを書きます。
プロジェクトファイナンスとは何か
一言で言うと、会社に貸すのではなく、事業そのものに貸す金融です。
東南アジアに発電所を作るとします。商社と現地企業がスポンサーになり、その発電所だけのための会社(SPC)を作る。資本金として2割から3割を入れ、残りの7割から8割を銀行団が貸す。返済の原資は、その発電所が20年かけて電気を売って稼ぐキャッシュフローだけです。スポンサーの商社が保証するわけではありません。これをノンリコースと言います。
だから、貸す側は事業の中身を全部見ます。電力会社との20年の売電契約、建設会社とのEPC契約、燃料の供給契約、運転・保守の契約、政府の支援、保険。完工のリスク、操業のリスク、燃料や市場のリスク、為替、政変や収用や送金規制といったカントリーリスク、環境と地域社会。一つ一つを洗い出し、誰がどのリスクを負うかを契約で決め、キャッシュフローを1円単位でモデルに落とす。この契約の束を組み上げる仕事が、プロジェクトファイナンスです。
金額は数百億円から数千億円、期間は15年から20年。JBICのような政策金融機関と、メガバンクと、現地の銀行がシンジケートを組む。会社の信用に貸すコーポレートファイナンスとは、見ているものがまったく違います。
仕事の流れも書いておきます。まず財務モデルを作り、どれだけ借りられるかを計算する。銀行団に打診し、金利や期間や担保の条件をタームシートにまとめる。技術、法務、環境、保険のデューデリジェンスを回し、何百ページもの契約書を英語で詰める。全部の条件が揃った日が、ファイナンシャルクローズです。そこから建設が始まり、完工し、操業に入って20年の返済が続く。一つの案件に1年、2年かかります。私の毎日は、JBICに通い、メガバンクと条件を詰め、現地政府やスポンサーと交渉し、夜は契約書を読む、の繰り返しでした。
なぜ、超面白いのか
理由は四つあります。
一つ目。国を作る仕事です。発電所ができれば、その国に電気が来る。港、道路、水道、LNG、送電網。途上国の成長を、自分の案件で動かせます。私は東南アジアや中南米の案件で、これを実感しました。
二つ目。相手が国家級です。JBIC、世界銀行グループのIFC、アジア開発銀行、各国の輸出信用機関、現地政府、国際的な法律事務所。20代で、数千億円が動くテーブルに座ります。
三つ目。一つの案件に、ビジネスの全部が詰まっています。会計、財務モデル、法務、技術、政治、為替。CFOや経営者に必要なものを、一つの案件で全部使う。だから、メガバンクで社費MBAに選ばれる人には、プロジェクトファイナンスを経験した人が目立って多い。私の実感です。
四つ目。世界共通言語です。タームシート、財務モデル、DSCR、インタークレディター。ロンドンでもニューヨークでもシンガポールでも、同じ言葉で同じ仕事をしている。だから、この専門性を持った人は、どこにでも行けます。
正直、きつい仕事です。相手国の事情で止まり、条件がひっくり返り、クローズの直前に徹夜が続く。でも、調印して、何年か後にその国に発電所が立っている。この感覚は、他の仕事ではなかなか味わえません。
今、成長産業です
数字を見てください。
日本経済新聞によると、世界のインフラや資源開発への融資額は約100兆円に達し、5年で2倍になりました。AI開発と経済安全保障を背景に、発電所、データセンター、石油・ガス開発への融資が増えている。そして2025年度の首位は三菱UFJです。PFIの2024年のランキングでも、世界の主幹事は1位が三菱UFJ(262億ドル)、2位が三井住友(217億ドル)、8位がみずほ。日本のメガバンクは、この分野で世界一のプレーヤーです。
2025年の世界のプロジェクトファイナンス融資は、前年比で5割近く増えました。データセンター向けのプロジェクトローンだけで約1,000億ドル。風力は450億ドル、LNGも5割増。AIの電気と箱を作るお金が、プロジェクトファイナンスで動いています。
ここに外資系投資銀行が本格参入しました。2025年、JPモルガンは順位を22も上げて世界6位。ゴールドマン・サックスは前年比182%増、モルガン・スタンレーは285%増。米国の5大投資銀行のデータセンター向けプロジェクトファイナンスは、2024年の約6億ドルから2025年には133億ドルになりました。メタの巨大データセンター「ハイペリオン」は、約270億ドルの借入をモルガン・スタンレーが組成し、PIMCOが引き受けた。投資銀行の仕事とプロジェクトファイナンスは、もう地続きです。
日本のお金も中心にいます。日本生命が米国のデータセンターに2兆円を融資する、という報道が今年ありました。国内でも洋上風力、蓄電池、データセンターのプロジェクトファイナンスが次々に組まれています。
買う側も動いています。ブラックロックは2024年、インフラファンド大手のGIPを125億ドルで買収しました。ブルックフィールド、マッコーリー、KKR。インフラは、今や株や債券と並ぶ資産クラスです。プロジェクトファイナンスは銀行の一部署の仕事ではなく、メガバンク、商社、政府、外資系投資銀行、ファンドをつなぐ世界の中心にあります。
メガバンク、商社、JBIC。それぞれの魅力
メガバンク
プロジェクトファイナンスのチームは、はっきり言って超エリートです。主戦場はロンドン、ニューヨーク、シンガポール。若手から英語で契約書を読み、海外の銀行団と条件を詰める。世界1位、2位の看板を背負って案件を取りに行ける。三菱UFJのグローバルコース、みずほのGCFコースのように、海外・グローバル業務にキャリアを特定するコースがあり、入口からここを狙えます。
商社
貸す側ではなく、スポンサー側です。自分の会社の事業として発電所やLNGや鉄道や港を持ち、出資し、銀行団と交渉してプロジェクトファイナンスを組み、できあがった事業を経営する。三菱商事も三井物産も丸紅も、世界中で発電所やLNGを持つ事業投資家です。私はこの立場でした。貸す側の論理を分かった上で、事業を自分で動かす。三菱商事や三井物産の平均年収が2,000万円を超える理由の一つが、この事業投資の力です。
JBIC
日本の政策金融機関で、資源、インフラ、脱炭素、経済安全保障という日本の国益のために出融資します。2025年度の出融資・保証の承諾額は約2兆7,521億円で、前年度比83%増。残高は約17兆5,748億円。職員は約800名、海外18の駐在員事務所、新卒採用は年40名ほどで、東大、早稲田、一橋、慶應が中心です。2025年度の案件を見ると、米国の天然ガス開発に15億6,000万ドル、ウズベキスタンの太陽光と蓄電に6億3,500万ドル、豪州のリチウム探査開発に2億4,000万ドル。資源、脱炭素、サプライチェーンの最前線です。少数精鋭で、若手から案件の前線に立つ。民間銀行だけでは組めない途上国の案件を、政治リスクを抑えて成立させる「最後の一手」がJBICです。私が住友商事で毎日のように通ったのは、そういう理由です。
出口は、外資系投資銀行、インフラファンド、CFO
プロジェクトファイナンスをやった人の行き先を書きます。
外資系投資銀行のインフラ・エネルギー・ストラクチャードファイナンス部門。インフラファンド(ブルックフィールド、GIP、マッコーリー)。世界銀行やIFC、アジア開発銀行のような国際機関。商社の事業投資部門。そして、事業会社のCFO。資金調達と事業の数字を両方知っている人は、どこでも必要とされます。
私自身がそうでした。住友商事のプロジェクトファイナンス部から、社費でシカゴ大学ブースに行き、ゴールドマン・サックスの投資銀行部門に入りました。投資銀行の仕事は、M&Aと資金調達です。数千億円の資金調達を自分で組成した人間は、そのまま通用します。
逆は難しい。支店の営業や管理部門から、あとでプロジェクトファイナンスに移るのは簡単ではありません。入口で決まります。だから就活の段階で、この仕事を狙うかどうかを決めてください。
攻略法。何が見られているか
国内の東大・早慶なら、メガバンクのコース別採用、商社、JBIC。ボスキャリ組なら、JBIC、メガバンク、商社がボストンで採ります。入口は三つあります。
それぞれに壁があります。メガバンクは、普通の総合職で入ると最初は支店で、プロジェクトファイナンスの部署に行けるのは一握りです。だからコース別採用の入口を使う。商社は部署が入社後に決まるので、電力やインフラの部門に行きたい理由を、面接でどう言うかが全てです。JBICは最初からこの仕事ですが、年40名ほどの枠を東大・早慶・一橋と海外大の学生で取り合います。ボスキャリは、英文レジュメと英語面接で、国内の本選考より早く内定が出ます。
面接で見られることは、どこも同じです。「なぜプロジェクトファイナンスか」を、事業の言葉で言えるか。「インフラが好きです」「途上国に貢献したいです」では落ちます。貸す側とスポンサー側の違い、プロジェクトファイナンスとコーポレートファイナンスの違い、リスクを誰が負うのか、DSCRとは何か、金利と為替がキャッシュフローにどう効くのか。ここまで話せて、初めて「この学生は分かっている」になります。
その土台は、会計とファイナンスの基礎と、英語と、海外経験です。簿記、USCPA、証券アナリスト、CFA。そして途上国を自分の足で見たことがあるか。商社やJBICの面接官は、トイレが汚い国で仕事ができる人かどうかを見ています。
どの会社をどの順番で受けるか、商社の配属リスクをどう潰すか、志望動機を内定レベルにどう組み立てるか、金融のテクニカルをどこまで固めるか。ここから先は、この記事には書きません。人によって学年も経験も違うので、書いても使えないからです。
今すぐアルファに相談だ
アルファには、私が直接指導するアルファクラスがあります。商社、メガバンクのグローバル系コース、JBICに、このクラスから内定しています。プロジェクトファイナンスの実務を知っている人間が、志望動機から面接の想定問答まで全部やる。これが効く理由です。
ボスキャリまで、あと7週間。国内の28卒は秋冬の本選考、大学1、2年生はサマーまでの逆算が始まっています。プロジェクトファイナンスをやりたいと思った人は、今すぐ来てください。ぜひあなたも、この仕事に来てほしいと思っています。
著者
入住 壽彦(いりすみ としひこ/TJ)。アルファアドバイザーズ代表。慶應義塾大学法学部卒。住友商事(主計部、ニューヨーク駐在、プロジェクトファイナンス部)を経て、社費でシカゴ大学ブースMBA。ゴールドマン・サックス投資銀行部門でM&A・IPO等を担当したのち、アルファアドバイザーズを創業。18年以上、8万名以上の就活・転職・留学をサポート。
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TJ(アルファカレッジ代表)
TJ:住友商事株式会社(主計部にて本社及び関係会社800社超の予算・決算・業績管理、IR業務に従事。米国住友商事(NY)における研修生として選抜(最年少)住友商事出資の米国電炉事業会社再生等に従事。プロジェクト・ファイナンス部にて、開発途上国におけるインフラストラクチャー・プロジェクト向け大型ファイナンス組成やジュピターテレコム向けファイナンス組成等に従事。欧米MBAプログラム派遣生に選抜)シカゴ大学ビジネススクール(MBA) 留学(ファイナンス、アントレプレナーシップ、オーガニゼーション・マネジメントを専攻)。シカゴ大学日本人会(The University of Chicago Japanese Association)ファウンダー。シカゴ大学ビジネススクール初の「JAPAN TRIP」企画・実行(その後毎年恒例となる)。ゴールドマン・サックス証券株式会社 投資銀行部門 勤務(メディア、消費財等分野における数々のM&Aアドバイザリー、資金調達(IPO含む)サポートに従事。プライベートエクイティ投資及び事業再生サポート業務に従事。)経済同友会 第四回起業塾 塾生(応募200名以上の中から、6名の塾生の一人に選抜。ハーバード、スタンフォード等欧米アジアトップMBA、大学院、大学、ボーディングスクール合格者多数輩出。三菱商事、マッキンゼー、ゴールドマン・サックス、ブラックロック、Google、BIG4コンサル/FAS、電通、トヨタ、三菱UFJ銀行、野村證券などトップ企業内定等の指導実績多数。TOEFL、GMAT、IELTS、GREの個別指導も徹底的にやりきる指導に定評あり。ゴールを設計し、ゴールを達成させるために比類ないクオリティを求めることで高い評価を得ている。TJをアドバイザーにつけたいという依頼が殺到している。