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東大/慶應・留学あり・キャラもいい。それでも外銀に落ち続ける学生が気づいていない「脳の5つのワナ」
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私たちアルファ・アドバイザーズでは、18年間の就活生・キャリア相談を受けてきました。
その中で、毎年必ず出会うタイプの学生さんがいます。
学歴は東大や早慶など及第点(海外大学のが最強ですけど)。
留学もしている。話してみると感じがいい。
人当たりも良くて、頭も悪くない。なのに、外銀やトップ企業の選考で落ち続けている。
そしてこういう学生は、だいたい同じことを言います。
「成長できる環境に行きたいんです」
「優秀な人たちに囲まれて切磋琢磨したい」
「金融という世界の中核を担う人材になりたい」
「日本経済をもっと良くしたい」
「世界と日本をつなぐ仕事がしたい」
「最強のビジネスパーソンになりたい」
どれも聞こえはいいですし、本人も本気で言っています。でも、これを聞いた面接官の脳には何も起きていません。
なぜか。そして、なぜ本人はそれに気づけないのか。東大の池谷研究室で海馬を研究し、コロンビア大学で臨床心理学を学んだ私の視点から、就活で「優秀なのに落ちる」人の脳に何が起きているのかを書いてみたいと思います。
「成長したい」「最強になりたい」は志望動機ではない
先に結論を書きます。
上に並べた志望動機は、全て自分の話しかしていません。「成長したい」「最強になりたい」「優秀な環境に行きたい」——主語が全部「自分」です。
仕事の本質は、誰かの問題を解決することです。つまり誰かを助けることです。お腹が痛い人がいて、薬を出して、お金をもらう。家を建てたい人がいて、設計して、建てて、お金をもらう。それだけのことです。
なのに就活生の多くは「自分が成長したい」「自分が活躍したい」と言い続けます。面接官が聞いているのは「あなたは誰を助けたいんですか」なのに、「僕は強くなりたいです」と答えている。会話が噛み合っていないんです。
そして本人は、このズレに全く気づいていません。
ワナ① 「自分はなんかいけるだろう」——楽観性バイアス
こういう学生は、たいてい自分のスペックに一定の自信を持っています。慶應で、留学もして、英語もできる。だから外資金融にいけるはずだ——と。
でも外資金融の選考に来る学生は、英語ができて当たり前です。留学経験だけでは何のアドバンテージにもなりません。冷静に考えればわかるはずなのに、なぜ気づけないのか。
楽観性バイアス(optimism bias)です。人間の脳は、自分にとって都合のいい情報を過大評価し、不都合な情報を過小評価します。これは生存のために進化した機能で、20代前半は特に顕著です。前頭前皮質の「ブレーキ機能」がまだ完全に成熟していないため、「なんとなく自分はいけるだろう」という根拠のない確信が、さも合理的な判断であるかのように感じられてしまいます。
怖いのは、この確信が「自信」と区別できないことです。本人は自信を持って選考に臨んでいるつもりでも、面接官から見れば「根拠のない楽観で来ている学生」にしか映りません。
「日本経済を良くしたい」「世界をつなぎたい」——こういう壮大な志望動機も、実は楽観性バイアスの産物であることが多いです。スケールの大きいことを言えば説得力が出ると脳が錯覚しているんです。でも面接官は「で、具体的に何をするの?」としか思いません。
ワナ② 「休学すれば変わる」「留学すれば変わる」——見せかけの行動
就活がうまくいかない学生が次に考えるのが、「環境を変える」ことです。一年休学してやり直す。大学院に行く。もう一回留学する。資格を取る。
採用する側の立場で考えてみてください。自分がゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーの採用担当だったとして、休学した学生を積極的に取りたいでしょうか。よほど明確な理由がない限り、「この人、何か問題があったのかな」と思うのが普通です。休学は一生ついて回ります。面接で必ず聞かれますし、そこで納得感のある答えが出せなければ、それだけでマイナスです。
でもこういう学生にとって、休学や留学は「行動している感覚」を得られる選択肢なんです。ここに現状維持バイアスの変形が潜んでいます。
脳にとって最もエネルギーコストが高いのは、自分の思考パターンそのものを変えることです。だから脳は、思考を変えなくて済む「環境の変更」に飛びつきます。休学する。留学する。資格を取る。インターンを増やす。どれも一見「行動」に見えますが、根本の問題——自分の考え方のズレ——には一切手をつけていません。
本当に必要なのは時間でも環境でもなく、思考の方向転換です。でも脳はそれを最も避けたがります。だから「もう少し時間があれば」「環境が変われば」と自分に言い聞かせる。これが「逃げの休学」「逃げの留学」の正体です。
ワナ③ 「いろんな人と関わりたい」——手段と目的のすり替え
面談で「何がしたいの?」と聞くと、こういう答えが返ってくることが非常に多いです。
「いろんな人と関わりたい」
「グローバルに活躍したい」
「大きなプロジェクトに携わりたい」
「金融の最前線で戦いたい」
全部、手段であって目的ではありません。「関わりたい」「活躍したい」「携わりたい」「戦いたい」——これは仕事の仕方の話であって、仕事の目的ではないんです。
目的はシンプルです。誰を、なぜ助けたいのか。これだけです。
でもこの問いに正面から答えられる就活生は、体感で1割もいません。残りの9割は、手段を目的のように語って、自分でも気づいていません。
なぜこのすり替えが起きるのか。脳科学的には、抽象的な思考は具体的な思考よりもエネルギーコストが低いからです。「グローバルに活躍したい」は曖昧で心地いい。誰にでも当てはまりますし、否定もされにくい。一方、「誰を、なぜ助けたいのか」を突き詰めるには、自分の過去の経験を掘り返し、感情を伴う記憶を引き出し、それを未来の自分像と結びつけるという、海馬とデフォルトモードネットワークをフル稼働させる高コストな作業が必要になります。
脳は自動的に、このコストの高い思考を回避して、コストの低い抽象論に逃げます。本人は「ちゃんと考えている」つもりなのに、実は脳が思考をサボっている。就活の自己分析がどれだけやっても浅いまま終わる原因は、だいたいこれです。
「世界と日本をつなぎたい」と言う学生に「具体的に誰を助けるの?」と聞くと、たいてい黙ります。黙るのは考えていないからではなく、その思考回路を脳が起動させたことがないからです。
ワナ④ 「情報を集めればなんとかなる」——外部依存の思考回路
自分が何をしたいか問われた学生が次にやりがちなのが、情報収集です。「業界研究をもっとやります」「OB訪問を増やします」「就活本を読みます」。
一見まともに聞こえます。でもこれは自分の脳を使って考えることの回避です。
自分がどう生きたいか、誰を助けたいか。この問いの答えは、どの本にもどのサイトにも書いていません。OBに聞いても出てきません。自分の脳の中にしかない。白い紙に向き合って、自分の頭で絞り出すしかない作業です。
でも脳はそれを嫌がります。「自分で考える」より「外部から答えを探す」方がエネルギーコストは圧倒的に低いからです。本を読む。OB訪問する。就活サイトを巡回する。YouTubeの就活チャンネルを見る。どれも「やっている感」は得られますが、自分の内側を掘る作業ではありません。
結果、他人の答えを借りて面接に行くことになります。「御社のグローバルなネットワークを活かして」「M&Aを通じて企業価値の向上に」——就活サイトで拾ってきた言葉です。面接官はプロですから一瞬で見抜きます。この人の言葉ではないな、と。
「自分の心から出た言葉が少ない」。これが、落ち続ける学生に共通する最大の特徴です。上澄みだけで勝負しようとしている。そしてそのことに本人が気づいていません。
ワナ⑤ 「わかってるのに変われない」——知識と行動の溝
ここまで読んで、「言われてみればそうだ」と思った方は多いと思います。
実は、それが一番危ないワナです。
私たちの面談でも、指摘するとすぐに「おっしゃる通りです」「確かに」と反応する学生は多いです。知的には全部理解できている。でもそれだけでは何も変わりません。
脳科学では、「知っている」と「できる」は完全に別の神経回路に乗っていることがわかっています。知識は主に大脳皮質の陳述記憶システムに格納されます。一方、行動パターンの変更には大脳基底核を含む手続き記憶システムの書き換えが必要で、これは反復的な実践でしか起きません。
つまり、この記事を読んで「なるほど、自分もそうだ」と思っても、次の面接であなたは同じことをやる可能性が高いんです。「成長したい」と言い、「グローバルに活躍したい」と言い、手段と目的をすり替え、自分の言葉ではない志望動機を語る。
「知っている」と「できる」の間には、脳の中で物理的な距離があります。この距離は、「知った」だけでは絶対に縮まりません。
「キャラがいいのに、もったいない」
こういう学生について、面接官が最も頻繁に抱く感想があります。
「優秀そうなのに、もったいないな」。
素材はいいんです。人当たりがいい。留学もしている。頭も悪くない。面接官も「この人、いいな」と思う瞬間はあります。でも話を聞いていると、どこかズレている。何かが足りない。結局、「一緒に働きたい」とまでは思えない。
足りないのは能力ではありません。脳の使い方です。
自分の楽観性バイアスに気づくこと。見せかけの行動で自分を騙さないこと。手段と目的をすり替えないこと。外部に答えを求めず、自分の内側を掘ること。そして「わかっている」を「できる」に変えること。
問題は、この5つのワナは全て、自分では見えないということです。脳のバイアスは、バイアスを持っている本人にだけ見えないように設計されています。盲点が自分の視野のどこにあるか、自分では見えないのと同じです。だから一人で就活対策をすると、同じバイアスの中でぐるぐる回り続けることになります。
「もっと早く気づけばよかった」——私たちのところに来る学生は、ほぼ全員こう言います。留学を理由に動き出しを遅らせた人。就活本を読み漁って「わかったつもり」になっていた人。休学を検討して時間を浪費した人。
これも脳のワナです。時間割引(temporal discounting)。脳は「将来の大きな報酬」より「今の小さな快適さ」を優先するように設計されています。留学生活は楽しい。就活は怖い。だから先送りする。先送りしている間も楽観性バイアスが「まだ大丈夫」と囁き続けるから、危機感が生まれない。
気づいたときには、受けられる企業が減っています。
脳の使い方は変えられます。ただし!
ここまで読んで「自分のことだ」と感じた方に、一つだけ伝えたいことがあります。
これらは全て脳の設計上の特性であって、あなたの性格や能力の問題ではありません。楽観性バイアスも現状維持バイアスも時間割引も、人間の脳に標準搭載されている機能です。あなたが怠けているわけでも、頭が悪いわけでもありません。
そして脳の使い方は変えられます。
ただし、一人では難しい。自分のバイアスは自分では見えませんし、「知っている」を「できる」に変えるには、正しいフィードバックループの中で繰り返し実践する必要があります。
私たちが18年間就活やキャリアをサポートしてきた中で一つ確信していることがあります。トップ企業に受かる学生と落ちる学生の差は、スペックではありません。自分の脳のクセに気づいて、それを修正できたかどうかです。
坂下絵美。女子学院→東京大学薬学部→東京大学薬学系研究科(池谷研究室・脳科学/海馬研究)→コロンビア大学教育大学院(臨床心理学)。アルファ・アドバイザーズCOO(2020年〜)。累計8,000名以上サポート実績。実務者として自身も直接指導に関わる。