【なぜあなたは仕事で評価されないのか?】住友商事→シカゴ社費MBA→ゴールドマンのTJを、毎日いちばん近くで見てきた脳科学者が突き止めた、シゴデキな人との「ほんの少しの差!3ヶ月で脳を書き換え、高評価、昇進、外資転職、年収2,000万円以上へ!
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なぜ、あなたは仕事で評価されないのか
住友商事エースからシカゴ大学MBAを経てゴールドマン・サックスへ進んだTJを、毎日いちばん近くで見てきた脳科学者が突き止めた、シゴデキな人との「ほんの少しの差」
3ヶ月で脳を書き換え、高評価、昇進、外資転職、年収2,000万円以上へ!
「自分は仕事ができない」と感じている方へ。「頑張っているのに、なぜか評価されていない」と感じている方へ。
この記事は、あなたのために書きました。結論から申し上げます。あなたが評価されないのは、才能が足りないからでも、学歴が足りないからでも、努力が足りないからでもありません。脳が「評価されない配線」のまま、真面目に働いているだけです。そして、その配線は3ヶ月で書き換えられます。
はじめに。私はTJを、毎日いちばん近くで見てきました
アルファアドバイザーズCOOの坂下絵美です。女子学院から東京大学理科二類に現役で合格し、東京大学大学院薬学系研究科で脳科学(海馬の神経回路がどのように形成され、どのように変わるのか)を研究したのち、コロンビア大学教育大学院で学びました。現在は、18年以上・累計8万名以上を支援してきたアルファアドバイザーズで、「日本最強の勉強・受験・キャリアアドバイザー」として、お子様から社会人まで、脳と学びとキャリアを一本の線でつなぐ支援をしています。
そして私には、もうひとつ、少し珍しい立ち位置があります。
代表のTJ(入住壽彦)を、COOとして毎日、いちばん近くで見てきた人間だということです。同じ会議に座り、同じ案件を回し、同じ相談者の人生の判断に立ち会ってきました。
TJの経歴を、ご存じない方のために記しておきます。住友商事に入社し、主計部で数字の規律を叩き込まれ、ニューヨークに駐在し、プロジェクトファイナンス部で巨額案件を組み立てました。社内でも「エース」と呼ばれる立ち位置でした。そこから社費でシカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスのMBAへ。
帰国後はゴールドマン・サックスの投資銀行部門でM&AとIPOの最前線に立ち、その後アルファアドバイザーズを創業。創業から18年、PE投資、資金調達、営業、採用、経営、そして8万名以上の相談者のキャリアの意思決定まで、種類のまったく違う仕事を、すべて一級でこなしてきました。いまや「相談に来れば成功する」と言われるプラットフォームを、ゼロから作り上げた人です。
脳科学を学んだ者として、私はこの数年、ある問いをずっと抱えていました。
TJと、相談に来る「賢いのに評価されない人たち」は、いったい何が違うのか。
正直に申し上げると、最初は「才能」だと思っていました。頭の回転、記憶力、エネルギー。生まれつきのものだと。
しかし、毎日隣で見続けてわかったのは、まったく別のことでした。
差は、ほんの少しです。ある瞬間の、3秒の選択です。ただ、そのほんの少しが、脳の中で毎日1万回、繰り返されているのです。
この記事では、その「ほんの少しの差」の正体を、脳科学の言葉で、できる限り深く解剖します。そして最後に、TJと私が、その差を3ヶ月であなたの脳に配線し直す新しいプログラム、「シゴデキ脳×仕事力向上個別指導」についてお伝えします。
対象は、コンサル、総合商社、金融、IT、メーカー、ベンチャー・中小企業、そして官僚・公務員まで、すべてのビジネスパーソンです。
少し長い記事です。しかし、あなたのこれからの20年の年収と評価を決める話ですので、最後までお読みいただければと思います。
第1章 なぜ、あなたは評価されないのか
「なぜ、あの人が」
アルファアドバイザーズには、毎日、こういう方が相談に来ます。
学歴は高い。真面目で、残業も厭わない。資格も取った。上司に反抗したこともない。それなのに、評価が上がらない。同期があっさり昇進し、自分より明らかに勉強していない人が抜擢される。「なぜ、あの人が」と思いながら、誰にも言えずに、転職サイトを眺めている。
あなたがそうだとしても、それはまったく珍しいことではありません。
カオナビHRテクノロジー総研が2025年3月に575名の有業者に行った調査では、自分の人事評価に「納得していない」人が33.7%、3人に1人です。しかも、自分の評価が下位だと感じている人に限ると、納得している人はわずか30.0%でした。
Gallupが2026年に公表した「State of the Global Workplace」では、日本で仕事に熱意をもって没頭している(エンゲージしている)社員はわずか8%。世界平均の20%に対し、調査対象国の中でも最低水準です。
つまり日本の職場では、「評価されていないと感じる」ことのほうが、むしろ多数派なのです。
ここで多くの人は、「会社が悪い」「上司が見る目がない」「日本の評価制度が古い」で話を終わらせます。半分は正しいと思います。しかし、その結論であなたの脳は何ひとつ変わりません。上司が変わっても、会社が変わっても、あなたが同じ配線のまま働くなら、同じことが繰り返されます。実際、「転職したのにまた評価されない」という相談が、アルファアドバイザーズには本当に多いのです。
評価は、あなたの脳の中では起きていない
脳科学を学んだ人間として、ここで少し残酷なことを申し上げます。
「評価」は、あなたの脳の中では起きていません。上司の脳の中で起きています。
あなたが夜中まで頑張ったこと、資料の裏で調べ尽くしたこと、会議の前に何度もシミュレーションしたこと。それは全部、あなたの脳の中の出来事です。上司の脳には、1ミリも届いていません。上司の脳に届くのは、「上司の脳が受け取れる形」になった出力だけです。
そして上司の脳は、あなたのために空いているわけではありません。上司も自分の上司に評価され、自分の数字に追われ、ワーキングメモリの大半を別のことに使っています。その脳が、限られた注意の中で拾えるものだけが、あなたの「評価」になります。
先ほどのカオナビの調査には、もうひとつ重要な数字があります。評価に納得している人と納得していない人の間で、「上司から丁寧なフィードバックを受けている」と感じる割合の差は63.4ポイントもありました。評価とは、上司の脳とあなたの脳の間の、情報のやりとりの結果なのです。あなたの脳の中の努力の量ではありません。
評価されない人は、「自分の脳の中で」仕事をしている
TJと、評価されない人たちの差を一言で言えば、ここに集約されます。
評価されない人は、自分の脳の中で仕事をしています。TJは、相手の脳の中で仕事をしています。
自分の脳の中で仕事をする人は、「自分が何をやったか」「自分がどれだけ頑張ったか」「自分が正しいか」を軸に働きます。だから資料は「自分が調べたこと」の順番で並び、メールは「自分が言いたいこと」から始まり、報告は「自分が困っていること」で終わります。
相手の脳の中で仕事をする人は、「相手はこれを受け取って、次に何をするのか」「相手の上司は、これを見て何と言うか」「相手の脳の中で、いまいちばん重いものは何か」を軸に働きます。だから資料は「相手が判断するための順番」で並び、メールは「相手がすぐ動ける一行」から始まり、報告は「相手が安心して次に進める形」で終わります。
やっている作業は、ほとんど同じです。かかる時間も、ほとんど同じです。違うのは、作業に入る前の、3秒の視点の置き方だけ。
これが、私が言う「ほんの少しの差」の、第一の正体です。
しかし、これは7つある差のひとつにすぎません。次の章で、TJを毎日見ていて浮かび上がった7つの差を、脳の仕組みとともに、すべてお見せします。
第2章 TJを毎日見ていてわかった、シゴデキな人との「7つのほんの少しの差」
TJが他の人と違うのは、頭の良さではありません。もちろん頭は良いのですが、東大にも、ゴールドマン・サックスにも、頭の良い人は山ほどいます。頭の良さでは説明がつかないのです。
違うのはある瞬間の、3秒の選択です。そしてその選択は、脳の中の特定の回路が「太いか、細いか」で決まります。以下、7つの差を、TJの行動、評価されない人の行動、そして脳の仕組みの3点セットで解剖します。
差① 相手の脳の中で仕事をする。メンタライジングの回路
TJは、メールを送る前に、必ず「相手はこれを読んで、次に何をするか」を先に見ています。資料を作るときは「上司が、その上司に説明できる形になっているか」で判断します。相談者に対しても、「あなたの上司の上司は、これを見て何と言いますか」と聞きます。相手の脳の中で、先に一回、仕事を終わらせてから手を動かすのです。
評価されない人は、自分の脳の中で仕事を完結させ、できあがったものを相手に「投げ」ます。相手がそれをどう受け取るかは、投げた後に考えます。
◼︎脳の仕組み
他人の考えや意図を推測する働きを、脳科学では「メンタライジング」と呼び、内側前頭前野と側頭頭頂接合部を中心とするネットワークが担っています(Frith & Frith, 2006)。重要なのは、このネットワークが筋肉と同じで、使った分だけ強くなり、使わなければ細くなるということです。「自分視点」で10年働いた人は、自分視点の回路だけが太くなっています。相手視点の回路は、意識して使わない限り、太くなりません。
評価は、この回路の太さで決まります。
差② 先に決めて、後で確かめる。予測する脳
TJは、会議が始まる前に、結論が決まっています。「たぶんこうなる」「この人はこう言う」「落としどころはここ」を先に置き、会議の中で違っていた部分だけを修正します。だから速い。だから会議中に考え込む時間がない。相談者の話を聞くときも、最初の3分で仮説を立て、残りの時間はその仮説を検証しています。
評価されない人は、「情報を集めてから考える」順番で働きます。集め終わる頃には締切が来ていて、結局、考える時間がなくなります。
◼︎脳の仕組み
近年の脳科学では、脳は「入力を受けてから反応する装置」ではなく、「先に予測を立て、実際との誤差だけを処理する装置」だと考えられています(予測処理理論。Clark, 2013)。脳が学習するのは「予測誤差」が生まれたときです。
つまり、予測を立てない人の脳には、誤差が生まれない。誤差が生まれなければ、学習が起きない。仮説を立てて外す人が、もっとも速く賢くなる。仮説を立てない人は、10年やっても1年目と同じ場所にいる。TJが異常な速さで学ぶのは、毎日、誰よりも多くの仮説を立て、誰よりも多く外し、修正しているからです。
仮説を立てない仕事は、脳にとって「何も起きていない」のと同じです。
差③ 時間軸が3年長い。遅延報酬を選ぶ前頭前野
TJは、今日の判断を「3年後に、この人がどうなっているか」で決めます。目の前で面倒な仕事を引き受け、今日の損を平気で取り、いま評価されない仕事でも「これは3年後に効く」と判断すれば黙ってやります。相談者に対しても、「今の年収」ではなく「35歳、40歳のときの選択肢の数」で助言します。
評価されない人は、今日楽なほうを選びます。悪意はありません。脳が、そう設計されているからです。
◼︎脳の仕組み
McClureらがScience誌に発表した研究(2004)では、目の前の報酬を評価するときには大脳辺縁系を中心とする回路が、先の報酬を評価するときには前頭前野を中心とする回路が働き、両者が綱引きをしていることが示されました。「今日楽をする」のは、辺縁系が勝った状態です。偉くなる人は、この綱引きで前頭前野側が勝つ癖がついている人です。そしてこの癖もまた、繰り返しで太くなります。
出世とは、遅延報酬を選び続けた人に、遅れて届く報酬のことです。
差④ 往復回数が少ない。相手のワーキングメモリを奪わない
TJの仕事は、一発で終わります。メールは1往復、資料は1回、質問は最初にまとめて全部。相手が「で、結局どうすればいいの?」と聞き返す場面が、ほとんどありません。
評価されない人は、丁寧なつもりで、相手に何度も往復させます。「確認ですが」「あと一点」「先ほどの件ですが」。1回1回は小さな負荷ですが、相手の脳には「この人と話すと疲れる」という記憶だけが残ります。
◼︎脳の仕組み
人間が一度に頭の中に保持できる情報のかたまりは、およそ4つだと言われています(Cowan, 2001)。上司の脳のその4つの枠は、常にほぼ埋まっています。そこに、順番のばらばらな情報を5つも6つも投げ込めば、上司の脳は処理を放棄します。
TJは、相手の4つの枠に「結論・理由・次の一手・期限」の4つだけを置きます。それ以外は聞かれてから出す。相手の脳に負荷をかけない人が、「一緒に働きやすい人」として記憶され、「一緒に働きやすい人」が抜擢されます。
シゴデキとは、相手の脳の負荷を下げる技術です。
差⑤ 感情を一段外から見ている。扁桃体を制御する前頭前野
TJは、怒られても、断られても、案件が飛んでも、それを「情報」として処理します。落ち込む時間が異常に短い。「なるほど、そういう見方をするのか」「では次はこう出す」と、数分で次の一手に移ります。相談者が泣きながら来ても、感情に巻き込まれず、しかし冷たくもなく、「では、何を変えればよいか」に静かに戻していきます。
評価されない人は、叱責を「人格への攻撃」として処理します。すると脳は防御モードに入り、その日一日、いや一週間、何も学べなくなります。
◼︎脳の仕組み
感情を「別の意味づけで捉え直す」ことを認知的再評価と呼び、前頭前野が扁桃体の反応をトップダウンで抑える仕組みが関わっています(Ochsner & Gross, 2005)。逆に、強いストレス下では前頭前野の働きが落ち、扁桃体が優位になります。
つまり、叱責を人格攻撃として受け取る人は、学ぶべき瞬間に、学ぶための脳の部位がオフになっているのです。TJが「怒られた直後」に最も成長するのは、その瞬間に前頭前野がオンのままだからです。そしてこの再評価の力も、訓練で鍛えられることがわかっています。
叱られた瞬間に学べる人と、叱られた瞬間に止まる人。差はここでも、脳のどちらの回路が勝つかです。
差⑥ 圧倒的な量を、苦しまずにこなしている。習慣化と自動化
これは、外からは見えにくい差です。TJは、誰よりも早く動き、誰よりも多く動きます。量が、根本的に違います。ところが本人は、それを「頑張っている」とは思っていません。歯を磨くのと同じ感覚で、資料を作り、人に会い、数字を見ています。
評価されない人は、同じ作業を、毎回「頑張って」やります。だから疲れます。疲れると、脳は妥協します。「今日はここまででいいか」。その「いいか」の積み重ねが、10年で埋められない差になります。
◼︎脳の仕組み
繰り返し行われた行動は、前頭前野が毎回判断する「意識的な処理」から、大脳基底核が回す「自動的な処理」へと移っていきます(Graybiel, 2008)。さらに、繰り返し使われた神経回路は、信号を速く伝えるための鞘(ミエリン)が厚くなるなど、物理的に変わります。オックスフォード大学の研究では、6週間のジャグリング訓練で白質の構造変化が確認されています(Scholz et al., 2009)。速い人は、速く考えているのではありません。「考えなくていい部分」が多いのです。
TJの量は、根性ではなく、自動化の産物です。だから、再現できます。
差⑦ 先に与える。「ケチケチマインド」がゼロ
TJは、情報も、時間も、人脈も、先に出します。相談者が得をする設計を先に考え、自分の取り分は後回しにします。だからこそ、人が集まり、案件が集まり、紹介が集まります。18年で8万名が相談に来るプラットフォームは、この「先に与える」の複利でできています。
評価されない人の多くは、悪意なく「ケチ」です。自分の時間を守り、自分の情報を抱え、自分の手柄を確保しようとします。一見、賢い立ち回りに見えます。しかし相手の脳の中で、その人は「自分のことしか考えていない人」として静かに符号化されていきます。
◼︎脳の仕組み
人間の脳は、相手が「自分にとって安全か、予測可能か」を高速で判定し、それを信頼として記憶します。先に与える人は、相手の脳の中で「この人は味方だ」という予測として保存されます。この予測が、抜擢・紹介・昇進の場面で効きます。私が「妥協脳26のクセ」として整理してきた、ケチケチマインド、自分勝手マインド、相手のことを考えない、細かいことを気にしすぎといった癖は、すべて「自分の脳の中で仕事をしている」ことの派生形です。
先に与える人が、最後にいちばん多く受け取る。これは道徳ではなく、脳の記憶の仕組みです。
7つの差は、ひとつの差
ここまで7つの差を並べましたが、お気づきでしょうか。7つは、すべてつながっています。
相手の脳で仕事をする(①)から、相手の反応を予測できる(②)。予測できるから、時間軸を長く取れる(③)。相手の脳の負荷を下げる(④)ことは、相手視点そのものです。感情を情報として扱う(⑤)ことで、学びが止まらない。それを毎日繰り返すから自動化される(⑥)。自動化されているから余力があり、先に与えられる(⑦)。
根っこはひとつ。脳の視点が、自分の内側ではなく、相手の内側に置かれているかどうか。それだけです。そして、それは生まれつきではありません。次の章で、この差がどこから生まれるのかを、さらに深く見ていきます。
第3章 なぜ、ビジネス能力の差は生まれるのか。脳科学から見た「差の発生源」
3-1 才能ではない、という証拠
まず、多くの人が信じている「仕事ができるかどうかは、地頭で決まる」という通説を疑うところから始めます。
アルファアドバイザーズには、東大・京大・早慶・海外トップ大学の出身者が、毎日のように「評価されない」と相談に来ます。一方で、いわゆる普通の大学の出身で、ゴールドマン・サックスやマッキンゼーでトップの評価を取り、30代で年収3,000万円を超えている人も、私たちはたくさん見てきました。もし地頭で決まるなら、この現象は起きないはずです。
テストで測れる「賢さ」と、職場で「評価される力」は、重なる部分はあるものの、別のものです。前者は主に、情報を速く正確に処理する力。後者は、相手の脳の中で仕事をし、予測し、長い時間軸で動き、感情を制御し、量を自動化し、先に与える力。つまり第2章の7つの差です。そしてこの7つは、いずれも「訓練で太くなる回路」の話であって、「生まれつきの処理速度」の話ではありません。
3-2 脳は、放っておくと「妥協」するようにできている
では、なぜ多くの人は、その回路を太くできないのか。
答えは単純です。脳は、省エネ装置だからです。
脳は体重のわずか2%ほどの重さで、身体全体のエネルギーの約20%を消費します。だから脳は、できる限り考えないように、できる限り楽なほうを選ぶように設計されています。ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンはこれを「最小努力の法則」と呼びました。何も設計しなければ、脳は自動的に、「自分視点で」「短期的に」「その場しのぎで」「考えずに」動きます。
私はこの状態を「妥協脳」と呼んでいます。
妥協脳は、あなたの性格の欠陥ではありません。人間の脳の初期設定です。TJの脳も、生まれたときは妥協脳だったはずです。違いは、その初期設定を書き換えたかどうか、だけです。
3-3 差は「配線の履歴」である。ヘッブの法則と複利
神経科学には、「一緒に発火するニューロンは、結びつく」という有名な原理があります(ヘッブの法則)。同じ回路を繰り返し使うほど、その回路の結びつきは強くなり、信号は速く、楽に流れるようになります。逆に、使われない回路は弱くなります。
ここに、「ほんの少しの差」が「圧倒的な差」に化ける仕組みがあります。
3秒の視点の置き方。会議前に仮説を立てるか立てないか。叱られた瞬間にどちらの回路が勝つか。ひとつひとつは、本当に小さな差です。その日の成果は、ほとんど変わりません。しかし、脳の中では、その選択のたびに、どちらかの回路が少しだけ太くなっています。1日1万回の小さな選択が、1年で365万回、10年で3,650万回。
10年後、片方の脳には「相手視点・予測・長期・再評価・自動化・先に与える」の回路が高速道路のように通っていて、もう片方の脳には「自分視点・受け身・短期・防御・毎回頑張る・抱え込む」の回路が高速道路になっています。
評価される人とされない人の差は、生まれつきの差ではなく、どの回路を太くしてきたかの履歴の差です。だから、スタート時点の差は「ほんの少し」なのに、結果は圧倒的になるのです。複利と同じです。
3-4 TJの脳は、「世界最高の環境」で強制的に配線された
では、TJはなぜ、その回路を太くできたのか。
私が毎日見ていて確信しているのは、TJの脳は「世界最高の職場環境で、強制的に配線された」ということです。
住友商事の主計部では、数字の一桁の狂いも許されない規律が、脳に刻まれます。ニューヨーク駐在では、日本の常識が通じない相手の脳の中で仕事をすることを強いられます。プロジェクトファイナンスでは、10年、20年先のキャッシュフローを構造化して考える時間軸が配線されます。シカゴ大学ブースでは、世界中から集まった秀才の中で、仮説を立てて主張し、否定され、修正するサイクルを毎日回します。
そしてゴールドマン・サックスの投資銀行部門は、「クライアントの脳の中で仕事をする」ことを、極限の負荷と極限の速度で、毎日要求する場所です。そこで通用しなかった人は、静かにいなくなります。
つまりTJは、第2章の7つの回路を、「太くしなければ生き残れない環境」に、20代から30代にかけて連続して置かれ続けたのです。その後の18年の経営で、その回路はさらに自動化されました。
ここで、あなたに気づいていただきたいことがあります。
あなたが評価されないのは、あなたの怠慢ではありません。あなたは、その回路を配線する環境に、置かれてこなかっただけです。
多くの日本企業の職場は、残念ながら、7つの回路を太くする負荷もフィードバックも与えてくれません。「頑張れ」とは言われても、「相手の脳の中で仕事をしろ」とは誰も教えてくれない。仮説を外しても誰も指摘しない。今日楽な選択をしても誰も止めない。そうやって10年が過ぎます。
ならば、答えはひとつです。環境を、人工的に作ればいい。TJが20代・30代に強制的に置かれた環境を、圧縮し、設計し、あなたの脳に対して3ヶ月間かけ続ける。それが、この記事の最後にお伝えするプログラムの正体です。
3-5 なぜ、本を読んでも、研修を受けても変わらないのか
ここまで読んで、「わかった。明日から相手視点で仕事をしよう」と思われた方もいると思います。
残念ながら、それでは変わりません。理由は、脳科学的に明確です。
第一に、「知っている」と「できる」は、脳の違う場所にあります。本や研修で得た知識は、主に海馬と側頭葉を中心とする記憶のシステムに保存されます。しかし行動を変えるのは、前頭前野から大脳基底核へと続く「実行と習慣」の回路です。
知識を入れただけでは、行動の回路は1ミリも太くなりません。ビジネス書を100冊読んでも仕事ができるようにならないのは、脳のこの構造のためです。
第二に、回路を太くするのは、「フィードバック付きの反復」だけです。心理学者のアンダース・エリクソンが専門家の熟達を研究して明らかにしたように、ただ長く経験することでは人は上達しません。自分の限界の少し上の課題に取り組み、即座にフィードバックを受け、修正し、また取り組む。この「意図的な練習」だけが、回路を変えます(Ericsson et al., 1993)。
第三に、そして最も厄介なことに、人は自分の妥協が見えません。自分視点で仕事をしている人は、自分が自分視点であることに気づけません。なぜなら、それを判定するのも同じ脳だからです。メタ認知には、構造的な盲点があります。だから、外部の目が要るのです。あなたの資料、あなたのメール、あなたの会議での一言を見て、「ここが自分視点だ」「ここで仮説を立てていない」「ここで短期を選んだ」と、その場で指摘してくれる人が。
正しい方向、毎日の反復、外部からの即時フィードバック、少し上の負荷。この4つが揃ったときだけ、脳は変わります。そして、この4つを個人で揃えることは、ほぼ不可能です。
第4章 なぜ「3ヶ月」で変われるのか。脳が構造的に変わる最短単位
「3ヶ月で変わる」と言うと、大げさに聞こえるかもしれません。しかし、脳科学の側から見ると、3ヶ月は「脳が構造的に変わる、最短の単位」です。根拠を4つ、挙げます。
根拠①:3ヶ月の訓練で、大人の脳の灰白質が物理的に変わる。Nature誌に掲載されたDraganskiらの研究(2004)では、ジャグリングをまったくできない大人が3ヶ月の練習を続けた結果、視覚的な動きの処理と記憶に関わる脳領域の灰白質が、MRIで確認できるレベルで増加しました。「大人の脳は変わらない」という古い常識を覆した、教科書に載る研究です。そして重要なのは、練習をやめると、その変化が元に戻ったことです。つまり、変化には「続ける設計」が要ります。
根拠②:6週間で、白質(回路の配線そのもの)が変わる。先ほど触れたScholzら(2009)の研究では、6週間の訓練で、脳の情報伝達路である白質の構造変化が確認されました。回路は、週単位で物理的に変わり始めます。
根拠③:習慣が「自動化」するまで、中央値で66日。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)のLallyらが96名を12週間追跡した研究(2010)では、新しい行動が「考えなくてもやる」状態に達するまでの日数は、中央値で66日でした(個人差は18日から254日)。また、1日抜けても習慣形成は大きく損なわれないことも示されています。3ヶ月は、まさにこの「自動化」を狙って設定した長さです。
根拠④:大人の脳は、使い方に応じて何年も形を変え続ける。Maguireら(2000)がPNAS誌に発表したロンドンのタクシー運転手の研究では、複雑な道路網を記憶して走り続けた運転手の海馬後部が、対照群より大きく、その大きさは運転手歴の長さと相関していました。脳の可塑性は、若者だけのものではありません。30代でも40代でも、脳は使った形になります。
まとめます。1ヶ月では、回路は変わり始めますが自動化に届きません。1年は、要りません。3ヶ月は、正しい方向に、毎日、フィードバック付きで、少し上の負荷をかけ続けたとき、脳が構造的に変わり、行動が自動化される最短の単位です。
ただし、条件があります。Draganskiの研究が示したように、練習をやめれば脳は戻ります。だから私たちのプログラムは、3ヶ月の終わりを「変化の完成」ではなく「自動化の完成」に置いています。自動化された回路は、その後、あなたの職場そのものが練習の場になり、勝手に太くなり続けます。3ヶ月で、あなたの職場を「TJの脳を配線した環境」に変えるのです。
第5章 「シゴデキ脳×仕事力向上個別指導」。TJ×EMIで、3ヶ月で別人にします
ここからが、本題です。
TJと私は、この記事で書いてきた「ほんの少しの差」を、3ヶ月であなたの脳に配線し直すための新しいプログラムを始めます。名前は、「シゴデキ脳×仕事力向上個別指導」です。
TJが住友商事・ゴールドマン・サックス・18年の経営で磨いてきたノウハウと、アルファアドバイザーズに集まる超がつくほどシゴデキなアドバイザーたちが、それぞれの最前線と8万名以上の支援の現場で磨いてきたノウハウを、はじめて一つの個別指導に集約しました。そこに、私の脳科学を掛け合わせます。
何をするのか
Step 0:診断
上司の脳の中で、あなたがどう見えているかを可視化する。まず「妥協脳26のクセ」の診断と、仕事力の診断を行います。あなたの実際の資料、メール、会議での発言、1週間の時間の使い方を見せていただき、7つの差のうち、どの回路が細く、どの回路が太いのかを特定します。多くの方が、ここで初めて「自分が上司の脳の中でどう符号化されているか」を知り、衝撃を受けます。
EMI:脳の初期設定を書き換える。
私が担当するのは、妥協脳からシゴデキ脳への「配線の変更」です。相手の脳の中で仕事をするメンタライジングの訓練、会議・メール・資料のすべてを「仮説→検証」の形に変える思考習慣、叱責やプレッシャーを情報に変換する認知的再評価のプロトコル、時間軸を3年延ばす意思決定の型、そしてケチケチマインド・自分勝手マインドの解除。
あわせて、脳のパフォーマンスの土台である睡眠・集中・回復の設計も行います。どれも、精神論ではなく、脳のどの回路をどう太くするかという設計として行います。
TJ:仕事力の「型」を移植する。
TJが担当するのは、住友商事・ゴールドマン・サックス・18年の経営で磨き上げた、実務の型です。上司の脳に一発で届く資料の作り方。1往復で終わるメール。結論から入る報告・相談。上司をマネジメントする技術。数字の読み方と使い方。交渉と営業の組み立て。プロジェクトを前に進める段取り。会議で「あの人がいると決まる」と言われる立ち回り。これらを、抽象論ではなく、あなたが明日提出する実際の資料とメールに、TJが直接赤を入れる形で行います。翌日の職場で、そのまま使えます。
毎週の個別指導×毎日の特訓×3ヶ月。
TJと私による個別指導を毎週行い、その間の毎日は、アルファ特訓(坂下絵美によりゴリゴリにチューニングされたAI)による特訓で、その週の課題を反復し、即時フィードバックを受け続けます。第3章でお伝えした「正しい方向・毎日の反復・外部からの即時フィードバック・少し上の負荷」の4条件を、3ヶ月間、一日も途切れさせない設計です。
誰のためのプログラムか
コンサルティングファーム、総合商社、銀行・証券・保険・アセットマネジメントなどの金融、IT、メーカー、ベンチャー・中小企業、そして官僚・公務員。業界は問いません。若手から管理職まで、年齢も問いません。
「自分は仕事ができない」と感じている方。「頑張っているのに評価されていない」と感じている方。「同期に抜かれた」「転職したのにまた同じことが起きている」「このまま40代を迎えるのが怖い」と感じている方。
そして、「いまの評価に甘んじる気はない。外資系に行きたい。年収2,000万円以上を取りに行きたい」と、静かに決めている方。
3ヶ月後、何が起きるのか
大きく言います。しかし、18年間、8万名以上を見てきた私たちだからこそ、大きく言えることです。
3ヶ月後、まず上司の反応が変わります。資料が一発で通る。会議で意見を求められる。面倒な案件が回ってくる(これは信頼の証です)。半年から1年で、評価と昇進が変わります。抜擢される側、つまり「偉くなる」側に回ります。
そして、シゴデキ脳が配線された人には、次の扉が自動的に開きます。外資系への転職です。ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなどの外資系投資銀行、マッキンゼーやBCGなどの外資系コンサル、外資系PEファンド、外資系事業会社。これらの企業が採用面接で見ているのは、学歴でも資格でもなく、まさにこの記事の7つの差です。
アルファアドバイザーズは、脳改革のプログラムを経て、三菱商事、三井物産、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、ブラックロック、PEファンド、マッキンゼー、BCGに入っていく方々を、毎年、送り出しています。シゴデキ脳×仕事力向上個別指導は、そのままアルファアドバイザーズの転職支援に直結します。
その先にあるのが、年収2,000万円以上の世界です。国税庁の令和6年分民間給与実態統計調査によれば、年収2,000万円を超える給与所得者は、わずか0.6%です。しかし、私たちがこの0.6%の側にいる人たちを毎日見ていて断言できるのは、彼らの脳の使い方は才能ではなく「型」だということです。型は、移植できます。3ヶ月で。
なぜ、アルファアドバイザーズなのか
世の中には、ビジネススキル研修も、コーチングも、脳科学の本も、山ほどあります。しかし、住友商事・シカゴ大学MBA・ゴールドマン・サックス・18年の経営という実務の最高峰と、東大大学院で海馬の神経回路を研究した脳科学の、両方が一つの個別指導に揃っている場所は、ほかにありません。研修は知識を入れ、コーチングは気持ちを整え、本は理屈を教えますが、どれも「あなたの明日の資料に赤を入れ、あなたの脳の回路を3ヶ月かけて太くする」ことはしてくれません。
私たちは、それをやります。
おわりに。あなたの価値が低いのではありません。配線が違うだけです
最後に、脳科学を学び、TJを毎日見てきた人間として、一つだけお伝えします。
あなたが評価されないのは、あなたの価値が低いからではありません。あなたの脳が、評価されない配線のまま、真面目に働き続けているだけです。真面目であればあるほど、その配線は太くなり、抜け出しにくくなります。それが、いちばん苦しいところだと思います。
しかし、配線は変えられます。大人になってからでも、3ヶ月で、物理的に変わります。それは、私の意見ではなく、脳科学の事実です。
TJと、みなさんの差は、ほんの少しです。そのほんの少しを、私たちは3ヶ月で埋めます。
今すぐアルファに相談だ。
アルファアドバイザーズ | http://www.alpha-academy.com/
著者プロフィール
坂下絵美(Emi Sakashita)
女子学院卒業後、東京大学に現役進学、東京大学薬学部・東京大学大学院薬学系研究科にて、脳機能・記憶・うつ等(海馬)の研究に従事。卒業後は製薬系企業での抗うつ薬等中枢神経系の新薬開発に従事。コロンビア大学大学院(臨床心理学専攻)にて認知行動療法や発達心理学等、うつや引きこもりに関する研究に従事。アルファ・アドバイザーズCOO、また脳科学、臨床心理学に基づくオンラインサポート「メンタルラボ」代表も務める。
幼少期には公文式で4学年先以上、小学校入学前に小学校4年までの算数をマスター、中学受験でも最高効率の勉強方法により最小の勉強時間(受験前日までテレビ鑑賞を満喫)で女子学院に合格、大学時代も塾講師、家庭教師として30名以上の生徒を御三家合格に導く指導力を持つ。東京大学で研究した脳機能・記憶のメカニズムをベースに、製薬企業では抗うつ薬の開発に携わり、さらにコロンビア大学大学院で臨床心理学を学び、認知行動療法や発達心理学の知見を深めている。脳科学と心理学の知見を活かし、一人ひとりの学習スタイルに合わせたパーソナライズされたプログラムを提供。まさにあなたの知能と思考、可能性を最大化する「学びのパートナー。」「最速で最高の結果を出す効率的な学び方」についてアルファ受講生から高い評価を得ている。
アルファ代表TJプロフィール
TJ:住友商事株式会社(主計部にて本社及び関係会社800社超の予算・決算・業績管理、IR業務に従事。米国住友商事(NY)における研修生として選抜(最年少)住友商事出資の米国電炉事業会社再生等に従事。プロジェクト・ファイナンス部にて、開発途上国におけるインフラストラクチャー・プロジェクト向け大型ファイナンス組成やジュピターテレコム向けファイナンス組成等に従事。欧米MBAプログラム派遣生に選抜)シカゴ大学ビジネススクール(MBA) 留学(ファイナンス、アントレプレナーシップ、オーガニゼーション・マネジメントを専攻)。シカゴ大学日本人会(The University of Chicago Japanese Association)ファウンダー。シカゴ大学ビジネススクール初の「JAPAN TRIP」企画・実行(その後毎年恒例となる)。ゴールドマン・サックス証券株式会社 投資銀行部門 勤務(メディア、消費財等分野における数々のM&Aアドバイザリー、資金調達(IPO含む)サポートに従事。プライベートエクイティ投資及び事業再生サポート業務に従事。)経済同友会 第四回起業塾 塾生(応募200名以上の中から、6名の塾生の一人に選抜。ハーバード、スタンフォード等欧米アジアトップMBA、大学院、大学、ボーディングスクール合格者多数輩出。三菱商事、マッキンゼー、ゴールドマン・サックス、ブラックロック、Google、BIG4コンサル/FAS、電通、トヨタ、三菱UFJ銀行、野村證券などトップ企業内定等の指導実績多数。TOEFL、GMAT、IELTS、GREの個別指導も徹底的にやりきる指導に定評あり。ゴールを設計し、ゴールを達成させるために比類ないクオリテイを求めることで高い評価を得ている。TJをアドバイザーにつけたいという依頼が殺到している。