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【業界激震】マイクロソフト6万人希望退職とアンソロピックIPOが示す答え。これから死ぬ業界/職種と、儲かる業界/職種はこれだ。今、この変化に対応せよ!
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【業界激震】マイクロソフト6万人希望退職とアンソロピックIPOが示す答え。これから死ぬ業界/職種と、儲かる業界/職種はこれだ。今、この変化に対応せよ!
アルファアドバイザーズ代表 入住壽彦(TJ)
アルファアドバイザーズ代表の入住壽彦(TJ)です。
慶應義塾大学法学部を卒業後、住友商事の主計部で本社と関係会社800社超の予算・決算・IRを担当し、ニューヨーク駐在で米国電炉事業会社の再生、プロジェクトファイナンス部で途上国インフラの大型資金調達を組成しました。社費でシカゴ大学Booth MBAに行き、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、JPモルガンなど外資系投資銀行4社すべてから内定をもらい、ゴールドマン・サックス投資銀行部門でM&A、IPO、PE投資、事業再生をやってきました。アルファを創業して19年、8万名以上の就活・転職・MBA・海外大の相談に乗っています。
マイクロソフトで、今起きていること
10月26日、マイクロソフトが約6万人に希望退職を提示しました。全世界の正社員約22万3,000人の、4人に1人を超えます。対象は米国、カナダ、英国、インドのVP以下。部門はCopilot、Windows、Xbox、財務、人事。除外されたのは法人営業、マーケティング、セキュリティ、データセンターの現場です。決めるのは12月上旬、辞めるなら12月31日。今年に入って、4月の早期退職約8,750人、7月の4,800人削減に続く3回目で、CFOのエイミー・フッドは4月の決算で「従業員数は前年比で減る」と言い切っています。
一方で設備投資は2026年に1,750億ドルから1,900億ドル、円で20兆円を優に超えます。ほぼ全部がデータセンターと電力とAI用チップです。人には払わず、箱とチップに払う。これが今のビッグテックです。
対象にCopilot部門が入っていることに注目してください。AIの看板部門の人が、AI投資の資金を作るために辞めてくれと言われている。マイクロソフト自身、7月に「削減する職はAIに置き換わるわけではない」と社内メモに書いています。AIに仕事を奪われたのではなく、AIを作る金が足りないから人を減らす。順番が逆なんです。ここを読み違えると、備えも全部ずれます。
これから死ぬ業界
AIが食うのは「人の時間を売って、情報を処理して、資料にする」商売です。この定義に当てはまる業界から、順番に死にます。
・SIer・ITサービス。人月商売です。AIで同じ仕事が3分の1の人数で終われば、売上の作り方そのものが消える。
・コンサル。調べて、整理して、スライドにする仕事はAIの得意技です。アクセンチュアは1万1,000人を対象に再編してCEOが「リスキリングが現実的でない人には辞めてもらう」と言い、マッキンゼーは今後1年から2年で1割削減と報じられ、英ビッグ4は新卒採用を1割から3割減らしました。日本法人でも「アサインされない」社内失業が始まっていると報じられています。
・広告・メディア。制作も運用も分析もAIがやる。残るのは枠を持つ側だけです。
・BPO・コールセンター・事務系の人材派遣。業務そのものがAIエージェントに置き換わる。
・ソフトウェア・SaaSの中堅以下。製品の成長が止まった瞬間に、中の人ごと要らなくなる。マイクロソフトのWindowsとXboxがそれです。
・銀行・保険の事務とバックオフィス。同じ金融でも、資本を動かすフロントは儲かり、処理する側は消えます。
・事業会社の管理部門とDX推進室。社内の数字をまとめ、制度を回し、部門を調整する仕事は、まとめてAIと外注に出される。
ビッグテックの日本法人も、ここに入ります。今回の対象国に日本は入っていませんが、守られたのは「日本だから」ではなく「営業部門だから」です。製品の成長が止まれば、次は対象です。
これから死ぬ職種
業界をまたいで消える職種も、決まっています。マイクロソフト、メタ、アマゾン、オラクルの今年の削減を並べると、切られている人の顔ぶれは同じです。
・財務・経理・人事・法務・総務の社内スタッフ。マイクロソフトの対象には財務と人事が入り、アマゾンの約3万人もコーポレート部門です。
・調整役の中間管理職、プロダクトマネージャー、プログラムマネージャー。ザッカーバーグは1月の決算で「大人数のチームが必要だったプロジェクトが、一人の優秀な人間で終わるようになった」と言い、メタは5月に約8,000人、1割を切りました。
・ジュニア全般。新卒、若手エンジニア、アナリスト、リサーチャー。米国の大手テックの新卒採用は2019年比で約65%減(SignalFire、2026年)。コードの下書き、テスト、デバッグ、データ集計、資料作成という下積みの仕事をAIがやるので、会社は若手を育てるより経験者を取る。
・会計士・税理士・社労士の定型業務。帳簿、申告、手続きはAIと一体化したソフトに吸われます。
・カスタマーサポート、テクニカルサポート、社内ヘルプデスク。
・翻訳、通訳、ライター、デザイナーの定型部分。
・成長が止まった製品の担当者。製品と一緒に消える。
・AIを作っていても、売上に直結しない人。Copilot部門が対象に入った理由はこれです。
残るのは、売上を作る法人営業、設備そのもの、セキュリティ、資本を配分する一握りの経営層とトップ技術者だけ。アンソロピック(Anthropic)のS-1が、この先の形です。社員約5,300人で2026年上半期の売上が163億ドル。1人あたり年間660万ドル、約10億円。AIの会社は、最初から何万人も抱える前提で作られていない。ビッグテックは今、その形に自分を寄せているだけです。
日本は、遅れて同じ順番で来る
日本の数字を見てください。
上場企業の早期・希望退職は2025年1月から9月だけで34社1万1,909人、黒字企業のリストラが当たり前になりました。2026年1月から9月は22社5,345人で、その9割が製造業です。IT、コンサル、広告はまだ数字に出ていない。終わったのではなく、これから来ます。日本の大企業は必ず真似をする。「マイクロソフトが4人に1人なら、うちもやれる」という理屈が通るからです。来年の春、国内の早期退職のニュースは増えると私は見ています。
これから儲かる業界
人件費から削られた金は消えません。移動するだけです。行き先は、この5つです。
・金融。投資銀行、PEファンド、アセットマネジメント、ヘッジファンド、インフラファンド。同じ10月26日、アンソロピックがナスダック上場に向けてS-1を公開しました。主幹事はゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレー、引受団22社に日本からみずほとMUFGが入り、日本でも公募します。評価額は最大2兆ドル、売り出しは1,000億ドル規模と見られ、大型IPOの引受手数料は売り出し額の1%台が相場。手数料だけで10億ドル以上、1,500億円以上が引受団に落ちる。社債も同じで、アルファベット、アマゾン、メタ、オラクル、エヌビディア、スペースXが今年7月上旬までに約2,440億ドルを発行し、2025年通年の1,080億ドルの2倍を半年で超えました。データセンター向けのプロジェクトファイナンスは2025年に世界で約1,000億ドル規模。ビッグテックが人を切った金と、借金と、株で集めた金が設備に化け、その引受、融資、組成、売り捌きの全部に手数料が付く。設備投資が倍なら、金融の手数料も倍です。ゴールドマン・サックスが幹部に790億円の特別ボーナスを出し、CEOのソロモンが「もっと高付加価値の人材が必要だ」と言うのは、この文脈です。
・商社。AIの電気と土地と設備を持つ側です。三菱商事は今年4月、JFEと組んで川崎・扇島の19万kW自家発電所を使い、隣接地にデータセンターを作る共同事業を発表しました。初期60MW、将来は数百MW規模、2031年度稼働が目標。LNG、銅、電力、インフラ。商社が持っているものは全部、AIが欲しがるものです。AIに使われる側ではなく、AIに資産を貸す側にいる。
・半導体・メモリ。エヌビディア、SKハイニックス、マイクロン、キオクシア。設備投資7,000億ドルの、最初の受け取り手です。
・電力・エネルギー・送電・原子力。データセンターは電気が全てで、足りないのは電気です。作れる会社は言い値で売れる。
・データセンターの建設・冷却・不動産。箱を作る側です。
これから儲かる職種
・資本を動かす人。投資銀行のIPO・M&A・資金調達のバンカー、PEファンドの投資担当、インフラファンドとプロジェクトファイナンスのバンカー、アセットマネジメントの運用者。最後は人間が腹を決めて金を出す仕事で、AIが代わりに引受団を組むことはありません。
・商社の事業投資と現場。発電所を建て、相手国の政府と交渉し、港と船と倉庫を動かす。手と足と口を使うマニュアルワークの塊で、AI耐性が一番高い仕事です。
・海外で事業を回す人。海外子会社の経営、合弁、クロスボーダーM&A。日本企業は今、ここの人間が決定的に足りない。AIは翻訳はしてくれますが、ジャカルタで合弁相手と飯を食って判断する人間の代わりはできません。
・売上を作る法人営業のトップ層。マイクロソフトが除外したのは、ここです。
・AIと半導体のトップ技術者、セキュリティ。ただし一握りで、数千人の世界です。
・電気と箱を作るエンジニアと現場。電力、送電、建設、冷却。
共通点は一つ。資本か、現場か、国境か。情報を処理して資料を作る「真ん中」ではないことです。
どちらかに振れ。真ん中に残るな
ここからが本題です。
テックもSIerもコンサルも管理部門も、真ん中にいる人の仕事の大半は「情報を処理して、資料にする」ことです。そこに残る限り、AIと設備投資の両方から押され続ける。だから、振れるなら二つに一つです。金融か商社か。あるいは、グローバル事業か。
ただし、テックで10年働くと脳がテック脳になります。プロダクト、ユーザー数、四半期のKPI。立派な脳ですが、金融脳、商社脳とは別物で、そのまま35歳で外資系投資銀行や商社の中途採用に応募しても、ほぼ受かりません。アルファで19年見ていて、テックの営業やプロダクトから直接ゴールドマン・サックスや三菱商事に横滑りした例は、ほとんど見たことがない。脳を組み替える場所が要ります。私自身は住友商事からシカゴ大学Boothに行き、2年で金融脳に組み替えて外資系投資銀行4社全部から内定をもらい、ゴールドマン・サックスに入りました。Boothでもハーバードでもウォートンでも、毎年、グーグルやアマゾンから来た人がIBD、PEファンド、商社の事業投資、海外事業の責任者に入っていきます。35歳を過ぎると、この橋は急に細くなります。
残された時間
マイクロソフトの社員は、12月上旬までに答えを出します。あなたの締切も、ほぼ同じです。トップMBAの2次ラウンドは1月上旬に集中しています。今年動かなければ次は1年後で、その1年の間に、あなたの会社にも同じメールが来ます。40歳で早期退職の対象になってから「MBAでも行こうか」と相談に来る人を、アルファで毎年見ています。遅いです。
GMACの調査では、2025年の経営大学院への出願は世界で7%増、東アジア・東南アジアからは42%増。動く人はもう動いている。一方で米国校への出願は微減で、日本人には恐らく今が一番入りやすい年です。
学生のあなたにも言っておきます。「GAFAMに新卒で入る」は、もう戦略として成立しません。最初から金融か商社か、海外で事業を回す側を狙い、最初のステップで優秀な人と素晴らしい企業で働く。そうしないと、次のステップでその上には行けません。
今すぐアルファに相談だ
金融か商社か、グローバル事業か。今の経歴と年齢で、どちらに振るのが一番予後がいいか。MBAを挟むのか、直接動くのか、どの学校か、テックの職務経歴書をどう金融・商社向けに組み替えるか。ここは人によって全部違うので、記事では書きません。相談で話します。
アルファでは、私とえみさん(坂下絵美)が、一人一人の今までの人生と挑戦したいことをがっつり聞いて、MBA出願から外資系投資銀行、PEファンド、商社、海外事業への転職まで一本で見ています。テックから動きたい人は、職務経歴書と「なぜ今なのか」を持って来てください。今年の出願は、1月から2月がラストです。
変わるなら今です。
著者
入住 壽彦(いりすみ としひこ/TJ)
アルファアドバイザーズ代表。慶應義塾大学法学部卒。住友商事(主計部、ニューヨーク駐在、プロジェクトファイナンス部)を経て、社費でシカゴ大学Booth MBA。ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、JPモルガンなど外資系投資銀行4社から内定を得てゴールドマン・サックス投資銀行部門へ。M&A、IPO、PE投資、事業再生を担当。2007年にアルファアドバイザーズを創業し、19年で8万名以上の就活・転職・MBA・海外大進学を支援。
今すぐアルファに相談だ。
アルファ・アドバイザーズ公式サイト:http://www.alpha-academy.com/
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三菱商事、ゴールドマン、マッキンゼー、ヘッジファンドなど転職成功者多数のアドバイザリープログラム>【外資、商社等転職圧勝アドバイザリー】
アルファ代表TJプロフィール
TJ:住友商事株式会社(主計部にて本社及び関係会社800社超の予算・決算・業績管理、IR業務に従事。米国住友商事(NY)における研修生として選抜(最年少)住友商事出資の米国電炉事業会社再生等に従事。プロジェクト・ファイナンス部にて、開発途上国におけるインフラストラクチャー・プロジェクト向け大型ファイナンス組成やジュピターテレコム向けファイナンス組成等に従事。欧米MBAプログラム派遣生に選抜)シカゴ大学ビジネススクール(MBA) 留学(ファイナンス、アントレプレナーシップ、オーガニゼーション・マネジメントを専攻)。シカゴ大学日本人会(The University of Chicago Japanese Association)ファウンダー。シカゴ大学ビジネススクール初の「JAPAN TRIP」企画・実行(その後毎年恒例となる)。ゴールドマン・サックス証券株式会社 投資銀行部門 勤務(メディア、消費財等分野における数々のM&Aアドバイザリー、資金調達(IPO含む)サポートに従事。プライベートエクイティ投資及び事業再生サポート業務に従事。)経済同友会 第四回起業塾 塾生(応募200名以上の中から、6名の塾生の一人に選抜。ハーバード、スタンフォード等欧米アジアトップMBA、大学院、大学、ボーディングスクール合格者多数輩出。三菱商事、マッキンゼー、ゴールドマン・サックス、ブラックロック、Google、BIG4コンサル/FAS、電通、トヨタ、三菱UFJ銀行、野村證券などトップ企業内定等の指導実績多数。TOEFL、GMAT、IELTS、GREの個別指導も徹底的にやりきる指導に定評あり。ゴールを設計し、ゴールを達成させるために比類ないクオリティを求めることで高い評価を得ている。TJをアドバイザーにつけたいという依頼が殺到している。