【IELTS相談】「IELTS 6.0から半年動きません。Speakingは5.5で頭打ち。何が間違っているのでしょうか」高2女子
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【IELTS相談】「IELTS 6.0から半年動きません。Speakingは5.5で頭打ち。何が間違っているのでしょうか」高2女子
こんにちは、坂下絵美です。
東京大学薬学部・大学院で記憶のメカニズムを研究したあと、製薬企業で新薬開発、コロンビア大学大学院で臨床心理学を学び、いまはアルファ・アドバイザーズのCOOとして年間8,000名以上のキャリア・留学支援に携わっています。
今日はお悩み相談形式でお届けします。高校2年生の女の子と、そのお母様からいただいたご相談です。海外大学学部進学を目指してIELTSを勉強されているのですが、スコアが止まってしまっている。
同じ悩みを抱えている高校生とご家族は本当に多いので、いただいたご相談を一つ、じっくりお答えしていきます。
📩 いただいたご相談
> 高校2年生の娘のことでご相談させてください。アメリカ・イギリスの学部留学を目指していて、高1の夏からIELTSの勉強を始めました。半年で6.0まで上がったのですが、そこから半年、6.0のまま動きません。特にSpeakingが5.5から上がらず、本人もかなり落ち込んでいます。
>
> いろいろな情報を集めて、YouTubeを見たり、単語帳を変えたり、オンライン英会話を週3回入れたり、本人なりに必死にやっています。塾にも通っていますが週1回の授業では足りない気がして、別の塾への転塾も検討中です。
>
> そもそも何が正解なのかわからず、親子で迷子になっています。目標は7.0です。何が間違っているのでしょうか?
坂下絵美からの回答
半年同じスコアで止まっている、というのはつらいですね。
結論から申し上げます。
お嬢さんは「間違った勉強」をしているわけではありません。ただ、「6.0で止まる人の典型パターン」に見事にハマっています...!
これはご相談でも本当によく見るパターンで、原因もほぼ特定できます。
順番にお伝えします。
原因①:「勉強法を探すこと」が勉強の大半になっている
文面を読んで、一番強く感じたのがこれです。
YouTube、単語帳の買い替え、オンライン英会話、塾の転塾検討 ― お嬢さんもお母様も、とても真面目に「正しい勉強法」を探していらっしゃいます。でもここに、6.0で止まる人の落とし穴があります。
情報収集に時間を使えば使うほど、勉強そのものの時間は減ります。
半年間で「YouTubeでおすすめされた勉強法」を何個試されたでしょうか。おそらく5個、10個ではきかないはずです。一つひとつは良い方法でも、2週間ごとに切り替えていたら、どれも定着しません。
どの勉強法か、で伸びる差は1〜2割。勉強量の差のほうが10倍効きます。
お嬢さんに必要なのは「もっといい勉強法」ではなく、「一つの方法を、疑わずに、3ヶ月やり抜くこと」です。
原因②:6.0の壁の正体は「単語と文法の土台」です
Speaking 5.5で止まっている、というご相談ですが、Speakingの問題ではない可能性が高いです。
IELTS 5.5〜6.0は「基礎英語力で取れる」ゾーン。でも6.5〜7.0は「語彙と文法の厚み」がないと抜けられません。
Speakingで5.5が続いている高校生の多くは、こういう状態です:
この状態でオンライン英会話を週3回入れても、「持っている表現を使い回す練習」にしかなりません。引き出しが5つしかない人が、5つの引き出しを高速で開け閉めしているだけ。スコアは動きません。
Speakingを伸ばしたいなら、逆説的ですがまず語彙と文法を増やすことです。話す練習はそのあと。
原因③:「新形式で点を取る」ことを意識していない
IELTSは2022年以降、Speakingの採点基準が実質的にアップデートされています。加えて、オンライン試験(IELTS Online、CDI)の普及で、対策ポイントも変わってきています。
Speaking 6.0以上を取る人は、単に英語が話せるだけでなく:
この4つの採点項目を意識して練習しているかどうかで、半年後のスコアは全く違います。闇雲に話す練習をしても、採点ポイントを外していたら上がりません。
原因④:週1回の塾は、高校生には物理的に足りない
これはお母様もお気づきの通りです。
IELTS 7.0を取るために必要な学習時間は、現在6.0の方で少なくとも追加300〜500時間です。週1回2時間の塾だけでは、半年で50時間。完全に足りません。
かといって「週3回の塾に通わせる」のも、高校生の生活では現実的ではないはずです。学校、部活、定期テスト、家族の時間 ― 全部を両立するには自宅で、自分のペースで、いつでも演習できる環境が必要です。
原因⑤:お嬢さんのメンタルが先に折れかけています
これ、すごく大事なのでお伝えさせてください。
半年スコアが動かない経験は、高校生にとって本当に重いです。「自分には才能がない」「留学なんて無理かもしれない」という自己否定が始まります。
私はコロンビア大学大学院で臨床心理学を学び、認知行動療法を専攻していました。この年齢で「頑張っても結果が出ない」を長期間経験すると、学習性無力感というメンタル状態に入りやすくなります。一度この状態に入ると、本人の努力量とは無関係に、脳が「どうせやっても無駄」と判断してパフォーマンスが落ちます。
お嬢さんに今必要なのは、「小さな成功体験」です。一週間でいいので「これをやったらここまで伸びた」という実感。それがないまま半年経つと、回復に倍の時間がかかります。
では、何をすればいいのか
ここまで原因を5つ挙げました。解決策を順番に整理します。
✅ 解決策①:情報収集をやめて、一つの道に絞る
YouTubeを見るのをやめて、買った単語帳を最後まで終わらせる。これだけで上位20%には入れます。
✅ 解決策②:語彙と文法を厚くする(最優先)
IELTS用の単語帳(Barron's IELTS Vocabularyや4000 Essential English Wordsなど)を1冊、3ヶ月で3周。文法はEnglish Grammar in Use(マーフィー)を1周。これが5.0-5.5 → 7.0の土台です。
✅ 解決策③:採点基準を意識したSpeaking練習に切り替える
オンライン英会話の先生に「IELTS Speakingの4項目で、私の弱いところを指摘してください」と毎回頼むだけで、練習の質が変わります。闇雲に話すのをやめます。
✅ 解決策④:演習量を物理的に増やす
週1回の塾+自宅での毎日の演習。これをセットにしないと高校生で7.0は難しいです。AIを使った24時間の演習環境があれば、学校や部活のスキマ時間で毎日30分〜1時間の追加演習ができます。
✅ 解決策⑤:3週間ごとに「伸びた実感」を作る
全体スコアではなく、「今週は単語500語増えた」「今週はこの文法が話せるようになった」という小さな達成を積む。メンタルを守るうえで必須です。
なぜアルファだとこの状態から抜けられるのか
ここまで読んで、「言っていることはわかったけれど、うちの子が自力でこれを全部できるか不安」と感じられた方へ。
正直にお伝えします。アルファ・アドバイザーズのIELTS個別指導には、いまのお嬢さんに必要なものが一通り揃っています。
① 18年・延べ8万人の指導データが「6.0の壁の抜け方」を知っている
CEOのTJ(住友商事 → シカゴMBA → ゴールドマン・サックスIBD)が17年前にアルファを立ち上げて以来、延べ8万人以上を指導してきました。オックスブリッジ、アイビーリーグ、オーストラリア・カナダのトップ大学学部への合格者を毎年輩出しています。
「Speaking 5.5で止まる高校生」の典型パターンを数百人分見ているので、どこから手をつけるべきかの判断が速いです。
② 情報収集を終わらせる設計
何をどの順番で、どの教材でやるか ― 18年分の王道ルートが整っています。YouTubeと新刊の単語帳を追いかける時間を、全部勉強時間に変えられます。
③ オリジナル教材を売らない
アルファはオリジナル教材で稼ぐビジネスモデルを取っていません。市場で結果が出ている市販教材を正直に推薦します。教材費は1〜3万円程度で収まります。「とりあえず高額な教材パックを買わされる」ことはありません。
④ AI特訓で演習量を物理的に増やせる
24時間いつでもAI相手に単語・リスニング・Speaking・Writingを演習できます。学校・部活と両立しながら、自宅で毎日の演習量を確保できる仕組みです。
⑤ 坂下絵美の個別サポート
私自身が脳科学・臨床心理学のバックグラウンドを持っています。「スコアが伸びずに自己否定に入りかけているお子様」のメンタルサポートは、特に力を入れている領域です。保護者の方とも連携しながら、モチベーションが折れないように伴走します。
⑥ アドバイザリー発想の伴走
アルファは元々キャリア・MBA・留学アドバイザリーの会社です。IELTSスコアメイクだけで終わらず、志望校選定、エッセイ、推薦状、面接、奨学金 ― 学部留学の出願戦略を一気通貫で見られます。IELTSは手段であって目的ではない、という視点を大事にしています。
最後に、お母様へ
半年、お嬢さんと一緒に走ってこられたこと、本当にすごいことだと思います。「何が正解なのかわからず迷子」とおっしゃっていましたが、情報を集め続けていらっしゃる時点で、お子様のために最善を尽くされている証拠です。
ただ、そろそろ一度、情報収集を終わらせるタイミングかもしれません。お嬢さんが自分の頭で「どの勉強法がいいか」を考える時間を、そのまま勉強時間に変えられたら。半年後のスコアは、きっと違います。
ご相談の続きは、個別でも承ります。現状のスコア内訳(4技能それぞれの点数)と志望校の方向性を伺えれば、もう少し具体的なアドバイスができます。
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坂下絵美。女子学院→東京大学薬学部→東京大学薬学系研究科(池谷研究室・脳科学/海馬研究)→コロンビア大学教育大学院(臨床心理学)。アルファ・アドバイザーズCOO(2020年〜)。アルファは17年間で累計8,000名以上をサポート。