米国CFAと日本の証券アナリスト(CMA)、どちらを先に取るべきか?ゴールドマン、ブラックロック、Point72等に行くならどの資格が有利?【金融を目指す大学生と社会人向け】

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米国CFAと日本の証券アナリスト(CMA)、どちらを先に取るべきか

ゴールドマン、ブラックロック、Point72等に行くならどの資格が有利?【金融を目指す大学生と社会人向け】

入住壽彦(TJ)/アルファアドバイザーズ代表

こんにちは、アルファアドバイザーズ代表の入住壽彦(TJ)です!
住友商事の主計部で会計・決算・IRを担当し、ニューヨーク駐在で事業会社の経営に関わり、プロジェクトファイナンス部で大型の資金調達を組成しました。社費でシカゴ大学Booth MBAに留学し、卒業後はゴールドマン・サックスの投資銀行部門でM&AやIPOを担当。その後アルファアドバイザーズを創業し、18年以上、8万名以上の方の就活・転職・留学を支援してきました。


「CFAとCMA、どちらを取ればいいですか」

最近、このご相談が非常に多いです。

大学2・3年生で、外資系運用会社のサマーインターンに行きたい方。国内の銀行や証券に入って2年から3年、ブラックロックやフィデリティ、ヘッジファンドに移りたい方。メーカーの経理や監査法人、コンサルから金融に転じたい方。皆さん同じことを聞かれます。「米国のCFAと日本の証券アナリスト(CMA)、どちらを先に取るべきですか」。

私の答えは、はっきりしています。

学生と、金融未経験の若手社会人は、CMAから。そのあとCFAで十分です。最初から外資系投資銀行や外資系運用会社に狙いを絞っていて、英語で勉強できる方は、CFAから入って構いません。

なぜそうなるのか。二つの資格の中身と、「どこで効く資格か」の違いから書きます。


二つの資格の中身

CFA 証券アナリスト(CMA)
主催 CFA Institute(米国) 日本証券アナリスト協会
試験の言語 英語のみ 日本語
構成 レベルI・II・IIIの3段階 第1次試験(3科目)と第2次試験の2段階
受験機会 レベルIは年4回(2・5・8・11月)、IIは年3回、IIIは年2回 1次は年2回(4月・9月)、2次は年1回(6月)
学生の受験 卒業の23か月前から受験可(大学3年から) 誰でも受講可。受講した翌年から受験
受験の前提 学士取得、在学中、または実務経験 協会の講座受講が必須
費用の目安 3レベルで3,520ドルから4,570ドル(1レベル1,140ドルから1,590ドル) 1次講座69,000円と2次講座66,000円(受験料別)
勉強時間の目安 1レベル300時間、3レベルで900時間 講座テキストの範囲から出題
直近の合格率 レベルI 43%(2026年8月)。10年平均はI 41%、II 45%、III 52% 1次44.6%(2026年春)、2次42.0%(2026年)
称号を名乗る条件 3レベル合格に加えて実務4,000時間(3年以上) 2次合格に加えて実務経験3年以上
保有者 世界160市場で20万名超 日本の金融機関の共通言語

数字は2026年9月時点の各協会の公表値です。

CFAは「英語で、3段階で、900時間」。CMAは「日本語で、2段階で、講座テキストから出る」。まず難易度と時間がまったく違います。


「どこで効く資格か」が違う

もっと大事なのはここです。

CMAの2026年の合格者上位10社を見てください。1次試験は、みずほ銀行、大和証券、三菱UFJ信託銀行、野村證券、三井住友銀行。2次試験は、野村證券、三菱UFJ信託銀行、日本生命、大和証券、みずほ銀行。全部、日本の銀行・証券・信託・生保です。CMAは日本の金融機関の中で「この人は基礎ができている」と伝わる共通言語です。国内の運用会社、信託銀行の運用部門、証券会社のリサーチに行くなら、CMAは普通に効きます。

一方、CFAは世界160市場で20万名以上が持っています。日本CFA協会の会長がインタビューで、CFAを「金融業界のグローバル・パスポート」と表現しています。外資系運用会社の運用職の募集要項には、CFA保有者か受験中の方を歓迎する、という一文がよく入っています。ロンドンやニューヨークのMD、外資のHRは、CMAを知りません。彼らに通じるのはCFAだけです。

外資系投資銀行はどうか。IBDでは、CFAもCMAも必須ではありません。ただ、学生のレジュメにCFAレベルI合格やCMA1次合格があると、「この人は金融を自分で勉強している」と一目でわかります。面接官はそこを見ています。マーケッツ部門やリサーチ部門に行くなら、CFAはそのまま評価に入ります。

ヘッジファンドはもう少し複雑です。Point72やミレニアムのようなファンダメンタルズ系のファンドは、レジュメにCFAがあれば「勉強している人」と見てくれます。ただしクオンツ系は数学とプログラミングの世界で、資格はほぼ見ません。

つまり、CMAは日本の金融機関に入るための資格、CFAは世界の金融機関に通じる資格です。この違いから、順番が決まります。


学生・金融未経験の若手はCMAから。そのあとCFA

理由は三つです。

一つ目。日本語で、体系的に、講座テキストから学べます。金融の勉強を一度もしたことがない人が、いきなり英語でDCFやデュレーションを学ぶのは、二重の負荷です。CMAで日本語の「型」を作ってから英語に行く方が、結果として速い。しかも1次は3科目を別々に受けられますので、積み上げやすいです。

二つ目。最初の1社に効きます。私の持論は「最初のステップで優秀な人と素晴らしい企業で働かないと、次のステップでその上には行けない」です。学生も未経験の若手も、まず入るべきは、日本のトップ金融機関のフロントか運用部門です。そこで3年、CMAを持って実務をやる。そしてCFAを取って外資に移る。これが王道で、外資系運用会社の日本拠点で活躍している人には、このルートが多いです。

三つ目。CMAの学習範囲は、CFAのレベルI・IIとかなり重なります。証券分析、財務分析、コーポレート・ファイナンス、経済、統計、倫理。CMAを持っている人がCFAに進むと、英語の金融用語を覚えるだけで済む部分が多い。順番としても無駄がありません。

今動くなら、2026年度のCMA第1次レベル講座は2027年1月31日まで申込できます。今申し込めば、来年4月の春試験から受けられます。


最初から外銀・外資運用ならCFAから

一方で、こういう方はCFAからで構いません。

英語で300時間勉強できる方。TOEFLやIELTSをやってきた方、帰国子女、海外大の方。そして最初から外資系投資銀行や外資系運用会社に狙いを絞っている方です。

CFAは大学3年(卒業の23か月前)からレベルIを受けられます。3年生の夏か秋にレベルIに受かっていれば、外銀・外資運用のサマーインターン応募のレジュメに「CFA Level I passed」と書けます。外資の採用担当には、金融の基礎を英語で学んだ証明として、そのまま伝わります。CMAを書いても、伝わりません。

社会人でも同じです。すでに外資に照準を合わせている方が、CMAを経由する必要はありません。

日程だけ書いておきます。2027年2月のレベルIは2026年11月5日が申込締切、2027年5月分の申込も始まっています。


資格は入場券ではありません。加点です

ここははっきり書きます。

外資系投資銀行の新卒採用に、資格の要件はありません。ゴールドマン・サックスのIBDにいた私が言います。見られるのは、面接の金融テクニカル(DCF、マルチプル、財務三表のつながり)、ケース、英語、そしてHirevue(録画面接)です。外資系運用会社も同じで、CFAがあっても、面接で「この会社をなぜ買うのか」を答えられなければ落ちます。

CMAもCFAも、この「テクニカルの土台」を作るための勉強だと考えてください。資格の勉強だけして、面接で言葉にできない人が毎年落ちています。逆に、資格の勉強を面接の答え方まで結びつけた人は、レベルIの段階でも受かっていきます。


よくある失敗が三つあります

一つ目。CMAとCFAを同時に始めて、両方とも中途半端で落ちる。片方に絞って、受かってから次に行ってください。

二つ目。CFAレベルIだけ取って止まる。レベルIは入口です。外資系運用会社が見ているのは、そこからレベルII・IIIに進んでいるかどうかです。止まった資格は、履歴書の上で「途中でやめた人」に見えます。

三つ目。資格が終わってから就活・転職を始める。これが一番多いです。CMAの2次に受かった時には、サマーインターンの応募が終わっている。CFAレベルIIIに受かった時には、35歳で外資の若手ポジションの対象外になっている。資格の勉強と就活・転職は、並行して逆算しないと間に合いません。


今すぐアルファに相談だ

ここから先の「あなたはどちらからか」「何年生・何歳で、英語力がどれくらいで、今の仕事が何なら、どの順番で、いつ受けるか」は、書きません。人によって全部違います。相談に来ていただければ、その場で決めます。

アルファアドバイザーズには、CMA・CFA合格アドバイザリーがあります。学習計画の設計、科目ごとの優先順位、過去問と計算問題の反復、弱点の補強を、合格まで伴走します。あわせて、アルファ特訓でCMA・CFAの計算問題、英語の金融用語、外銀・外資運用の金融テクニカル面接とHirevueまで練習できます。

一番大事なのは、資格の勉強と就活・転職を「同時に」設計することです。CMAの1次に受かる時期、サマーインターンの応募時期、外銀の秋冬本選考、転職のレジュメ完成。これを一本の線にすると、資格がそのまま内定に効きます。バラバラにやると、資格だけ残って内定が来ません。

外資系投資銀行、外資系運用会社、ヘッジファンドに行きたい方。国内の金融機関から次のステップに行きたい方。今すぐアルファに相談してください。


著者

入住 壽彦(いりすみ としひこ)。アルファアドバイザーズ代表。慶應義塾大学法学部卒。住友商事(主計部、米国住商ニューヨーク、プロジェクトファイナンス部)を経て、社費でシカゴ大学Booth MBA。ゴールドマン・サックス投資銀行部門でM&A、IPO、資金調達を担当。アルファアドバイザーズを創業し、18年以上、8万名以上の就活・転職・MBA・海外大学院留学を支援。


今すぐアルファに相談だ。

ご相談はアルファウェブサイト:http://www.alpha-academy.com/
または公式LINEから!https://line.me/R/ti/p/@294xywpj#

お気軽にご相談ください!

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2026/09/26 20:51:17
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アルファ代表TJプロフィール

TJ:住友商事株式会社(主計部にて本社及び関係会社800社超の予算・決算・業績管理、IR業務に従事。米国住友商事(NY)における研修生として選抜(最年少)住友商事出資の米国電炉事業会社再生等に従事。プロジェクト・ファイナンス部にて、開発途上国におけるインフラストラクチャー・プロジェクト向け大型ファイナンス組成やジュピターテレコム向けファイナンス組成等に従事。欧米MBAプログラム派遣生に選抜)シカゴ大学ビジネススクール(MBA) 留学(ファイナンス、アントレプレナーシップ、オーガニゼーション・マネジメントを専攻)。シカゴ大学日本人会(The University of Chicago Japanese Association)ファウンダー。シカゴ大学ビジネススクール初の「JAPAN TRIP」企画・実行(その後毎年恒例となる)。ゴールドマン・サックス証券株式会社 投資銀行部門 勤務(メディア、消費財等分野における数々のM&Aアドバイザリー、資金調達(IPO含む)サポートに従事。プライベートエクイティ投資及び事業再生サポート業務に従事。)経済同友会 第四回起業塾 塾生(応募200名以上の中から、6名の塾生の一人に選抜。ハーバード、スタンフォード等欧米アジアトップMBA、大学院、大学、ボーディングスクール合格者多数輩出。三菱商事、マッキンゼー、ゴールドマン・サックス、ブラックロック、Google、BIG4コンサル/FAS、電通、トヨタ、三菱UFJ銀行、野村證券などトップ企業内定等の指導実績多数。TOEFL、GMAT、IELTS、GREの個別指導も徹底的にやりきる指導に定評あり。ゴールを設計し、ゴールを達成させるために比類ないクオリティを求めることで高い評価を得ている。TJをアドバイザーにつけたいという依頼が殺到している。

2026/09/26 20:51:33

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